
毎日ブログ生活2979日目
昨日、一昨日の2日間で
親子経営で円滑に
事業承継を行うために
必要な考え方をお伝えしてきました。
親子で円滑に経営するためには
上司部下の関係性と親子の関係性を
切り分けることが大切です。
そして、円滑に事業承継するには
先代社長が経営権を手放す必要があります。
経営権を手放すために、
先代社長に個人として
どのような人生を送りたいのかを
事業と切り離して考えてもらい、
どんな条件が揃ったら経営権を手放せるのか
を考えてもらう必要があります。
そして、
経営権を手放す際の条件の一部として
後継者の成長ということが必ず出てきます。
先代が経営権を手放せない要因は
事業を手放すと
自身の存在・自分の人生そのものを
手放してしまうと勘違いしていることと、
手放すと会社がつぶれるのではないかという恐怖です。
今の後継者に任せたら、
会社がつぶれてしまうのではないか
という恐怖が、
経営権を手放せない要因の1つです。
そもそも、先代と後継者で
経営方針が同じということは
まずあり得ません。
当たり前の話ですが、
先代と後継者は別の人です。
人と人は違います。
人材力が違います。
考え方も価値観も
育ってきた時代背景もバラバラです。
大体30年ぐらいの年代差があります。
時代背景も変わっていますし、
まったく同じということはあり得ないのです。
そして、後継者は
先代のやり方は古いと
間違いなく思っています。
しかし、先代は今まで
自分自身のやり方、考え方、価値観で
これまで経営してきたという自負や
成功体験があります。
ですから、
後継者が考える経営方法については
それではうまく行かないと先代は考えます。
この両者の考え方が全く
一致することはありえません。
永遠に平行線です。
ですから、先代は後継者に任せたら
会社がつぶれてしまうと考えて
恐怖で経営権を手放せないとなります。
ぶっちゃけた話、
後継者は自分が実権を握るまで
先代に黙って従っている方が、
返って経営権譲渡の
タイミングが早くなる可能性はあると思います。
(先代が事業と個人の人生とを切り分けて
考えられている場合に限ります。)
先代の考え通りに経営すると先代が思えたら、
安心して手放せる可能性があるからです。
しかし、現実には後継者が
先代に反発してしまいます。
時代の流れの変化に
経営の変化が間に合わないと考えて
後継者は後継者で焦っているからです。
会社のためを思って
やってしまう後継者の行動が
かえって自分の首を絞めているのです。
さて、一見交わることのない
この両者、どうすればいいのでしょうか。
私は、先代と後継者の間で
ことが大切だと考えています。
まず、大前提として
ということに関しては
合意できるはずです。
会社を存続させるために
先代は過去の成功体験を
ベースに経営しようと
思っていますし、
後継者は時代の変化に応じて
経営しようと思っています。
そして、会社を存続させるために
何を大切に経営していくのか
ということについて
冷静に意見交換することが必要です。
つまり、
先代が考える今後の会社の
ミッションビジョンバリュー目的目標で
後継者が合意できる部分を探して、
1つずつ合意していく
ことが必要だと考えています。
この合意された部分が
共有ビジョン、組織力となります。
バラバラの先代と後継者が(人材力)
合意できる部分(組織力)を見つけるために
対話する(関係力)ことが、
事業承継の前段階の準備として大切だと私は思います。
そして、この合意点が見つかった後は、
この合意した点を出発点として
先代と後継者が対話していくことが
先代が安心して後継者に
経営権を手渡せる環境に変えて行くと
私は思います。
ただ、先代と後継者が直接話してしまうと
当然親と子の関係性が入り混じって
建設的な対話が成立しにくいです。
ですから、
私のような第三者が入って、
一緒に対話の場を持つことが
大切になってきます。
こうした対話の場を持ちたい
という後継者の方は
「2024年2月9日のブログを見た」
と明記の上、
下記問い合わせフォームより
お問い合わせください。
それではまた明日~
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