
毎日ブログ生活2978日目
昨日のブログでは
親子経営では
上司部下の関係性と
親子の関係性をきちんと
切り分けて考えることが大切
という話をしました。
では、切り分けて
考えられるようになった先には
どうすればいいのでしょうか。
私はいろんな承継の
ケースを見てきましたが、
うまくいっている承継と
うまくいっていない承継の差は
たった1つです。
それは、
この1点です。
先代が経営権を手放せている会社は
承継がうまく行っていますし、
先代が経営権を手放せていない会社は
承継に苦しんでいます。
ということは、
先代が経営権を手放すには
どうしたらいいのか
ということを考える必要があります。
まず、先代が経営権を手放すには
先代自身の個人の今後の
生き方を考えてもらう
必要があります。
本来であれば
社長個人の人生と、
会社(または事業)の存続は
別物です。
しかし、
長く経営してきた
社長にとっては、
事業を手放す
=自分の人生を手放す
ということになっている人が
多いです。
事業の終焉は人生の終焉ではありません。
しかし、現実には
この2つを混同している人が多いです。
でも、考えてみてください。
例えば、パナソニックのような
大会社の社長でも
社長を退任した後も、
その人個人の人生は続きます。
パナソニックという
会社の事業の継続と
社長個人の人生は全くの別物です。
規模は違いますが、
零細企業でも全く同じことです。
事業の継続と
社長個人の人生は別物です。
ですから、まずは社長自身に、
事業と個人を切り分けて考えてもらい、
個人として今後の人生を
どのように生きたいのか
を考えてもらうように
促すことが必要です。
会社のビジョンと
個人のビジョンの両方を考えることにより、
初めて「経営権を手放す」という
選択肢が生まれてきます。
その上で、
どんな条件がそろったら
経営権を手放せるのか
を考えてもらいます。
経営権を手放せるという条件を
考えてもらいます。
これによって初めて
どうしたら経営権を
譲ってもらえるのか
その条件が決まります。
そこまで来たら、
あとは後継者自身ががんばって
経営権を譲ってもらえる条件を
そろえていくことです。
こうして、
先代が経営権を手放せる
環境を作っていきます。
また、これだけのことを
考えてもらうだけでも
最低数年はかかるでしょう。
その間、
後継者は「耐える」ことが
必要になります。
後継者としてやれることは、
その期限を決めることです。
例えば、
あと5年は我慢するけれども、
それでもダメならもう別の道を進む、
と決めてしまうことです。
この期限を決めれば、
この期間中にもしダメだった場合
次をどうするのかを考えて
準備することができます。
また、もし可能であれば、
先代に対して
この我慢する期限を
伝えてしまうことも有効です。
期限を伝えられれば
初めて真剣に考えるようになります。
私もそうですが、
自分の人生は永遠に続く
かのように思っています。
そうなると、
本当に決めなければならないことを
先送りしがちになります。
ですから、先代に対しても
期限を切って迫ることも
必要なことだと私は思います。
私はこうした承継を
コーチングという手法を使って
サポートしています。
興味がある方は
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と明記の上、ご相談ください。
それではまた明日~
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