お金と人事のコンサルティング岩田事務所
〜会社の成長と社員の幸せの両立〜

自民党の派閥は解散しても必ず自然発生的に戻ります

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毎日ブログ生活2966日目

 

 

 

今夜は岩倉市商工会青年部で

「脱ドンブリ経営実践セミナー」

の講師をしてきます。

 

 

 

岩倉市商工会青年部で

この話をするのは

2年連続3回目となります。

 

 

 

新しい会員さん向けに

やってほしい

ということでしたので、

よい気づきを得ていただけるように

頑張ってきます。

 

 

 


 

 

 

閑話休題

 

 

 

チームビルディング仲間の

瀧田勝彦さんが

「派閥はなくならない」

というテーマで

ブログを書いていました。

 

 

 

派閥はなくならない | 3倍の利益を生み出すチームをつくる方法
裏金問題で議員が立件されたことで 自民党の最大派閥の安倍派が 派閥の解散を決めました。 派閥が中心になって、 パーティーを開いて、お金を集め、 メンバーに分配していたのですから、 派閥を解散するのは、 仕方がないと思います。 ただ、自由民主党の国会議員は、 2024年(令和6年)1月19日現在、 衆議院議員259名、参議院議員117名の 計376名いるそうです。 この400人近い集団をどうやって 運営していくのでしょうか? 実は、派閥解消って 今回が初めてではありません。 1994年、自民党が野党に転落した際に 当時、総裁だった河野洋平氏が 党改革の最大の目玉として、 「派閥解消」を宣言しました。 その後、政権に復帰した後、 「政策グループ」という形態で「派閥」が復活し、 現在に至っています。 だから、将来、 「派閥」は復活すると思います。 世の中、必要でないものは なくなっていきます。 逆の言い方をすると、 必要なものは残ります。 「派閥」は必要だから、 今までも、批判されながらも、 残ってきたのです。 では、なぜ、必要なのか?というと、 組織をマネージメントしようとすると グループが必要になるからです。 以前も、ブログに書いたのですが、 人が増えれば増えるだけ、 コミュニケーションのやり取りが 増えます。 『人が増えるとなぜ大変になるのか?』 2人なら、 コミュニケーションの本数は1本です。 では、3人になると コミュニケーションの本数は3本です。 4人になると、 コミュニケーションの本数は6本になります。 こうやって、人が増えれば、 コミュニケーションのやり取りは増えます。 ちなみに、 コミュニケーションの本数は、 数式で表すと、 人数をnとして、 {(n-1)×n}÷2となります。

 

 

「派閥は必要だから存在している」

という趣旨なのですが、

これはまさしくその通りだと

私も思います。

 

 

 

自民党(というか人数が多い組織)には

構造的に派閥(分化された集団)が

必要だということです。

 

 

 

 

ちょっと会社の例で見てみましょう。

 

 

 

事業を立ち上げるときは

1人から数人で行われます。

 

 

 

この際はまだ組織が小さいので

文鎮型の組織

(トップが1人で、あとは横並び)

のはずです。

 

 

 

そして、人数が増えてきて

5~7人を超えてくると、

1人のトップが全員を見ることが

難しくなってきます。

 

 

 

だから№2を創ったりしながら、

組織が分化していきます。

 

 

 

5人の長が伍長(係長)、

10人の長が戦術リーダー(課長)、

50人の長が戦略リーダー(部長)

となります。

 

 

 

係長が5人の平社員の面倒を見ます。

 

 

 

課長が係長2名の面倒を見ながら

実務も行います。

(プレイングマネジャー)

 

 

 

ですから課長は10人の長です。

 

 

 

そして、

部長が実務から離れて

課長5人の面倒を見ることに

専念するから

50人の長となるわけです。

 

 

 

つまり、

1人が面倒を見れるのは

せいぜい5~7人程度となるわけです。

 

 

 

これは上記の瀧田さんのブログで書かれている

コミュニケーションの本数の話が関係しています。

 

 

 

 

 

このように、

メンバーの数が増えると

劇的にコミュニケーションの

本数が増えていきます。

 

 

 

1人で面倒を見られる

コミュニケーションの本数に

限界があるので、

自然と組織化していくことになります。

 

 

 

 

さて、自民党の派閥の話に戻ります。

 

 

 

結局、大きい組織というのは、

ある程度分化された塊をつくらないと

うまく回すことができません。

 

 

 

会社の場合、

会社が組織図を変更したり、

人事権を行使して人事異動させてたり

することで

ある程度強制的に

変更することが可能です。

 

 

 

しかし、政党の場合、

トップダウンで

組織を動かすことができません。

 

 

 

言うなれば違う意見と思惑を持った

個人事業主の集まりですから、

トップダウンで指揮命令するなんて

無理なわけです。

 

 

 

では、どうやって組織化したかというと、

同じ思惑を持った者同士が意気投合して

グループを作るということが

自然発生的に行われたのだと思います。

 

 

 

これが「派閥」の原型です。

 

 

 

つまり、大きい組織である以上、

ある程度同じ目的目標を持った集団が

自然発生的にできるのは

当然ということです。

 

 

 

 

大企業でも、

会社の組織図とは別に

仲のいい人が集まった集団が

自然発生的に生まれるはずです。

 

 

 

これと派閥は本質的には変わりません。

 

 

 

人が集まるところには

自然発生的に仲の良い

グループが誕生します。

 

 

 

これを「自己組織化」と言います。

 

 

 

ですから、党の方針として

派閥を解散したとしても、

 

組織を維持するためには

結局同じような考え方の人が

集まった集団(=派閥)ができるのです。

 

 

 

 

それではまた明日~

 

 

 


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名前 岩田 健一
住まい 愛知県

Profile

会社の成長と社員の幸せの両方を大切にしたい社長に、 元信用金庫職員、元調剤薬局経理職のキャッシュフローコーチとして お金と人事のコンサルティングで 一流の誠実さを目指しながら
笑顔あふれるつながり作り、会社づくりに貢献する リレーションシップパートナーの岩田健一です。

お金と人事のコンサルティング 岩田事務所 所長

心理学科卒業、 元信用金庫職員、 前調剤薬局経理職の 社会保険労務士資格をもつ 「お金」と「人事」の 経営コンサルタント。

想いの言語化と 経営数字の見える化の コンサルティングを行なう。

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