お金と人事のコンサルティング岩田事務所
〜会社の成長と社員の幸せの両立〜

怒ってもチームがうまくいかない理由

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毎日ブログ生活2897日目

 

 

 

昨日の次男の野球の試合は、

準決勝で勝ち、

決勝で負けるという

非常に悔しい結果となりました。

 

 

 

特に決勝戦は

 

4点先制したけれども

4点返されて、

 

さらに3点追加されたけれども

 

最終回に粘って2点取って

1点差まで追いついて、

 

でもそこで試合終了。

 

 

 

準決勝、決勝ともに

非常に見ごたえのある

試合でした。

 

 

 

勝負事は水物なので、

結果は仕方ないですが、

とても良い試合でした。

 

 

 

1年間の子どもたちの成長の

集大成を見た想いでした。

 

 

 


 

 

 

閑話休題

 

 

 

昨夜、

次男のスポ少野球の

総会がありました。

 

 

 

我が家では1年間

会計を担当しましたが、

無事に終わりました。

 

 

 

総会では、次期チームの

方針も発表されました。

 

 

 

その方針が、

ちょっとまずいなと

思ったので少し話をしよう

と思います。

 

 

 

 

今回発表された

新監督の方針は

「怒る」というものでした。

 

 

 

 

目標は

「市内5大会全制覇」

「愛知県大会ベスト8以上」

というものです。

 

 

 

 

この目標自体に関しては、

今年のチームが成し得なかった

部分もある高い目標ですので、

頑張ってほしいと思います。

 

 

 

 

しかし、その目標を達成するための

手段として「怒る」という選択は

うまくいかないのではないか

と私は感じました。

 

 

 

チームの生産性に関しては、

「チームの心理的安全性」だけが

唯一成果を上げるために有効であった

という研究結果がGoogleによって

発表されています。

 

 

 

 

 

 

心理的安全性とは、

「(目標達成のためなら)

何を言っても許される」

という状態のことです。

 

 

 

 

自分の健康状態のこと、

家庭環境の困難さなども

含めて、

自分のすべてをさらけ出せる

自分が言いたいことを遠慮せずに

自由に発言できる

という関係性のことです。

 

 

 

 

・批判される不安

・恥をかく不安

・仲間外れにされる不安

・辞めさせられる不安

 

を排除すると

心理的安全性が高い

安心安全ポジティブな場になります。

 

 

 

 

何でも言える

安心感がある

自由にのびのびやれる

結果が出る

自信になる

ますますなんでも言えるようになる

 

という好循環が

回ることになります。

 

 

 

 

ところが

これが「怒る」となると、

 

 

 

怒られる

委縮する

のびのびやれなくなる

結果が出ない

ますます怒られる

ますます委縮する

 

 

という負のループになります。

 

 

 

 

今のチームがうまくいっているのは、

今の監督が常にほめて、

多少の悪いところには目をつぶって

強みを活かすようにして

のびのびやらせているからです。

 

 

 

その空気を監督コーチ陣が

一丸となって作っています。

 

 

 

その結果、試合が負けたときに

メンバーのことを悪く言う子は

誰もいません。

 

 

 

誰かに対する責め心を持つと

チームが途端にうまくいかないくなる

ということも私は知っています。

 

 

 

チームがうまく行かないのは

誰のせいでもなく自分のせい、

結果に対しては誰も責めない、

というチームの雰囲気、

心理的安全性が、

成果につながっています。

 

 

 

 

組織作りの三要素

人材力×組織力×関係力

で言えば、

 

人材力→弱みに目をつぶって、強みを活かすようにする

組織力→目標:試合に勝つこと、大会で優勝すること

関係力→ほめる、怒らない、心理的安全性、雰囲気の良さ

 

が成果に直結しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

それと、

「怒る」と「叱る」は別物です。

 

 

 

「怒る」というのは怒りという感情です。

 

 

 

「叱る」というのは

目標に対して外れている行為を指摘する行為

です。

 

 

 

怒ると叱るは別物です。

 

 

 

もし「怒る」という言葉を

「叱る」と同じ意味として

使っているならまだ分かります。

 

 

 

しかし、「叱る」を「怒る」と表現する時点で、

「叱るということは怒りで表現することだ」

と捉えている可能性が高いです。

 

 

 

「怒る」という感情を使わなくても、

「叱る」ことはできます。

 

 

 

今の時代に求められている指導は

「怒る」ではなく「叱る」です。

 

 

 

こうした違いを

きちんと学習している人が

少ないから、

 

会社組織でも成果がでない

チームが多いのだと思います。

 

 

 

チームがうまく行く方法は、

それこそ組織論、組織開発論として

十分研究されています。

 

 

 

我流でやってうまく行くケースは、

たまたま組織論、組織開発論的に

うまく行くことをやっている場合です。

 

(今の次男のチームがまさにそんな感じです)

 

 

 

ですから、

どうしたらチームとして成果を出せるのか、

その理論だけでも知っているだけで

だいぶ成果が変わると思います。

 

(「知っている」と「できる」では大きな隔たりがありますので)

 

 

 

是非とも組織論を一度学んでほしいと思います。

 

 

 

これをみんな知っていれば、

日本はもっと生産性が高い国になることが

できると私は信じています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それではまた明日~

 

 

 


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名前 岩田 健一
住まい 愛知県

Profile

会社の成長と社員の幸せの両方を大切にしたい社長に、 元信用金庫職員、元調剤薬局経理職のキャッシュフローコーチとして お金と人事のコンサルティングで 一流の誠実さを目指しながら
笑顔あふれるつながり作り、会社づくりに貢献する リレーションシップパートナーの岩田健一です。

お金と人事のコンサルティング 岩田事務所 所長

心理学科卒業、 元信用金庫職員、 前調剤薬局経理職の 社会保険労務士資格をもつ 「お金」と「人事」の 経営コンサルタント。

想いの言語化と 経営数字の見える化の コンサルティングを行なう。

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