毎日ブログ生活2871日目
土曜日が次男の
授業参観だったため、
昨日は振替休日で
次男は休みでした。
案の定、
友達を連れてきて
遊んでいたようです。
閑話休題
ジェネリック医薬品大手の
沢井製薬で不正があった
ということで報道されています。
以前に日医工でも
同様の不正があり、
後発品医薬品の供給に
深刻な影響が出ています。
私自身が以前
調剤薬局に経理職として
勤めていた関係で、
今でも薬剤師さんや
調剤薬局関係者と
ご縁があります。
そうした方々とお会いすると
口をそろえて「仕入ができない」
という話をされます。
これは、日医工の不正の頃以降
ずっと続いている傾向です。
関係者にいろいろ伺ってみると、
どうやら今の医薬品の供給不足と
日医工などの不正は
直接関係が無いのかもしれない
という話も出ています。
どういうことかというと、
製造しても採算が取れない薬を
医薬品メーカーが
製造していないのではないか
ということが
ささやかれているそうです。
そもそも医薬品の販売価格は
公定価格として国が決めています。
ですから、
医薬品メーカーが
販売価格を自分で
決めることはできません。
ところが、
コロナやウクライナ戦争のせいで
原材料価格が高騰しています。
これは、薬の原材料に関しても
おそらく同じように値上がりしており、
製造しても製造原価が高くなり、
公定価格と製造原価の価格が逆転して
製造するだけメーカーが損するのではないか
ということのようです。
長年、日本は2年に1回の
診療報酬改定の際に、
薬の価格をどんどん下げていました。
いろんな要因があるのですが、
その中の1つに医療費の高騰があります。
年々医療費は高騰しており、
国の財政を圧迫しています。
実は、厚生労働省が
一番頭を悩ましているのが
医療費です。
年金に関しては、
平成16年の法改正の際に、
この先ずっと
財政のバランスがとれる
仕組みを導入しました。
保険料水準固定方式と
マクロ経済スライドです。
これらの詳しい仕組みは
割愛しますが、
これらの仕組みにより、
今後約100年に渡って、
年金財政はバランスが
保たれるように制度改定が
終了しています。
ですから、実は厚生労働省の中では
年金問題は解消済みとなっているようです。
そして、
厚生労働省内で
年金制度より
現在問題になっているのが
医療費の問題です。
この医療費の引き下げのために
国は診療報酬や薬価の公定価格を下げる
ということをずっと行ってきています。
日本ではデフレがまん延していたので
あまり気になりませんでしたが、
海外では基本的にはインフレ傾向です。
ついに、日本の価格と、
海外の価格が逆転しようとしている
歴史的な転換点に来ているのだと
私は思っています。
ということで、
作れば作るほど赤字になるため、
医薬品メーカーは
採算が取れない薬の製造を抑えている
可能性があります。
これを解消するには、
薬価の引上げしかありませんが、
果たして今の国は
薬価の引上げを行うのでしょうか。
何にしても、
現状で在庫が無い
薬がかなりあり、
特に咳止めに関しては
絶望的な状況の様です。
今もし手元に咳止めがあれば、
それは貴重品ですので
大切に使ってください、
とのことでした。
これに関しては
国が決めている構造により
起こっている問題ですので、
個人レベルで何か具体的に
対策を行うことはできない
と見られます。
構造、仕組みが悪いと
改善可能性が低くなります。
会社では、こういうことにならないように
しっかり良くなる仕組みを考えていきましょう。
それではまた明日~
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