毎日ブログ生活1437日目
昨日今日と
面白い新聞記事・広告が
目に入ります。
順に紹介していければと
思っています。
閑話休題
昨日
2019年11月19日
中日新聞朝刊14面尾張版に
トップの告白というシリーズの
記事がありました。
アイコクアルファという
会社の記事でした。
上下2回シリーズで、
2019年11月20日に
続きが載っていました。
この会社は
愛知県稲沢市祖父江町森上にあり、
従業員が約1100人です。
大卒社員が
入社後3年以内に
1人も退職しない状態が
6年続いている
ということで
取り上げられていました。
ちなみに、通常
新卒後3年以内の離職率は
高卒7割
専門学校卒5割
大卒3割
で、俗に
「753」
と呼ばれています。
大卒でも入社3年以内に
3割辞めるのが当たり前の
この時代に、
6年も連続で離職者なし
というのは驚異的です。
なぜそんなことが
可能なのでしょうか。
それは、
価値観が正しいから
です。
この会社の価値観は
会社は社員のために
あるのであって、
会社の利益のために
あるのではない
というものです。
この考え方を元に
「3つの思い」という話を
新入社員にするのだそうです。
3つの思いとは
1.一生懸命働くよりも
「面白おかしく」働いてください。
2.立派な(会社にとって)
パートナーになるよりも、
「あなたらしい」パートナーに
なってください。
3.会社の立場に立って考えるよりも、
「しっかりとあなた自身の立場に立って」
会社のことを考えてください。
というものです。
具体的にやっていることは
1.経理の公開
2.売上目標は事業部ごとに任せる
3.成果配分制で利益分配
4.採用面接は4回行なう
5.採用基準はまず協調性第一
6.採用面接では恋愛経験を尋ねて人柄を見る
7.定年廃止
8.社内転職制度
などです。
(新聞記事より抜粋)
で、これだけ聞いて、
上記の具体的に
やっていることだけを
まねても、
同じような定着には
ならないでしょう。
これらの施策は、
価値観から発生して
一貫して行っているからこそ
効果が出ています。
氷山モデルでいうところの
メンタルモデルが正しいから
メンタルモデルに従って
構造(施策)を作った結果、
新卒の退職者が0人という
パターンを生んでいます。
確かに、
構造を変えることによって
パターンや
メンタルモデルが
変わるケースもあります。
しかし、
そもそも持っている
価値観、メンタルモデル、
固定観念が正しくなかったら、
これらの施策も
選択されにくいでしょう。
結局、会社は
会社としての価値観
ひいては
社長の価値観によって
すべて決まっていきます。
ステークホルダー
(利害関係者。
顧客、取引先、従業員、
地域住民など
関係するすべての人。)の
誰から見られても
正しいと思われるような
価値観で経営していきたいですね。
それではまた明日~
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