お金と人事のコンサルティング岩田事務所
〜会社の成長と社員の幸せの両立〜

日本の労働法が生産性向上をはばんでいる理由

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毎日ブログ生活2203日目

 

 

 

今日は次男の野球が

練習収めです。

 

 

 

年末も近づいてきましたね~

 

 

 


 

 

 

閑話休題

 

 

 

 

先日、ある経営者と

話しているときに

日本の活力の話になりました。

 

 

 

日本生産性本部が調査している

労働生産性の国際比較2021概要によると、

 

日本の時間当たり労働生産性は

OECD38か国中第23位

 

日本の一人当たり労働生産性は

同28位

 

日本の製造業の労働生産性は

OECDに加盟する主要31か国中18位

 

です。

 

 

 

https://www.jpc-net.jp/research/assets/pdf/press_2021_new.pdf

 

 

 

 

要するに日本の生産性は低く、

すでに先進国の中でも

かなり下位になっています。

 

 

 

 

この原因の一部に

労働基準法(とそれに伴う判例)の

存在があると私は考えています。

 

 

 

 

海外ではリストラや

レイオフができることが当たり前です。

 

(その代わり、その後業績が回復したら

同じ会社に復職することもあります。

リストラやレイオフされたからといって

そのまま縁が切れるわけではありません。)

 

 

 

また、労働者の流動性が高いです。

 

 

 

転職するのが当たり前どころか、

キャリアアップするには

転職しか選択肢がありません。

 

 

 

例えば、現在係長級の人が

課長職になりたいとします。

 

 

 

この場合、

自己投資してMBAなどを取得し、

課長職に必要なスキルを習得します。

 

 

 

そして、

課長級のポストの求人に応募して

採用されて初めて課長になれます。

 

 

 

海外では職務給がベースです。

 

 

 

むしろ、

海外では職務給でなく賃金を決めると

差別だと言われてしまうぐらいです。

 

 

 

職務給ですから

ポストに賃金が紐ついています。

 

 

 

賃金を増やそうとしたら、

ポストを上げるか、

ジョブチェンジしかないわけです。

 

 

 

日本のように、社内で育成して

社内で昇進していくというのは

海外ではほぼありません。

 

 

 

あくまでも職場とは

自分のスキルを提供して

報酬(賃金)を得る場であり、

教育を受ける場ではないのです。

 

 

 

これが海外では

主流の考え方です。

 

 

 

自分のスキルアップの

責任を取るのも

自分自身ですし、

 

自分の賃金の

責任を取るのも

自分自身です。

 

 

 

自己投資してスキルアップして

みずからそのポストや賃金を

勝ち取っていくのが

海外の主流です。

 

 

 

 

一方、日本ではいまだに

終身雇用年功序列に近いような

制度が色濃く残っています。

 

 

 

 

日本の今までの判例から、

解雇は強く規制されています。

 

 

 

いくら無能で使えない

労働者でも解雇できないのに、

 

1分遅刻した超有能な労働者の方は

解雇できる可能性がある

 

というわけのわからない

判決を下すのが

今の日本の司法です。

 

 

 

 

また、労働者の労働条件の

不利益変更も強く規制されています。

 

 

 

過去に週48時間制から

週40時間制に労基法を改正した時、

 

本来であれば賃金を

48分の40に引き下げることが

フェアだったはずです。

 

 

 

しかし、国はそれを暗に

させないようにしました。

 

 

 

ですから、

この時に実質的に

賃上げをしていることになります。

 

 

 

 

日本の賃金は職能給が

色濃く残っています。

 

 

 

 

一度獲得した能力はなくならない

という前提に立っているので、

職能給で引き上げた

賃金を引き下げることは

厳しくなっています。

 

 

 

 

こうした世界標準と違った

日本の労働慣行が、

日本の生産性向上を阻んでいます。

 

 

 

 

きちんと能力を向上して

社会に貢献する人が報われ、

 

そうでない人はほどほどに

というのが本来達成した方がよい

社会だと私は思っています。

 

 

 

 

そうした真っ当な社会にならないのは

労働法の規制に一因があると

私は思います。

 

 

 

 

それではまた明日~

 

 

 


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名前 岩田 健一
住まい 愛知県

Profile

会社の成長と社員の幸せの両方を大切にしたい社長に、 元信用金庫職員、元調剤薬局経理職のキャッシュフローコーチとして お金と人事のコンサルティングで 一流の誠実さを目指しながら
笑顔あふれるつながり作り、会社づくりに貢献する リレーションシップパートナーの岩田健一です。

お金と人事のコンサルティング 岩田事務所 所長

心理学科卒業、 元信用金庫職員、 前調剤薬局経理職の 社会保険労務士資格をもつ 「お金」と「人事」の 経営コンサルタント。

想いの言語化と 経営数字の見える化の コンサルティングを行なう。

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