毎日ブログ生活3022日目
昨日から出張に来ています。
本日帰宅します。
出張の話はまた機会があれば。
閑話休題
先日、あるボランティア団体の
組織に関する話を聞きました。
(賃金・お金による指示命令強制が
利かないというところがポイントです。)
話を分かりやすくするために
会社の組織になぞらえて話をします。
課長職の人が部下に仕事を任せました。
その際には部下は
「承知しました」と言いました。
その部下に仕事を任せた理由は
その部下があまりチームに貢献できていない
と感じていたからです。
課長は課員に常々
「ワンチームでプロジェクトをやっていこう!」
と、チームビジョンを伝えていました。
ですから、その貢献できていない部下にも
何らかの形でチームに貢献してほしい、
このチームで何かを成し遂げた、
という貢献感や達成感を感じてほしい、
と思って仕事を任せました。
ところが、任せた仕事のクオリティが
納期までに期待したレベルに届きません。
課長は部下に任せたので信じて待ちました。
しかし、ついに課長の上司である
部長がキレて部下に直接問いただしました。
すると、部下は
「そもそもやりたくなかった」
と言いました。
さて、このケースで
課長はどのようにふるまうのが
良かったのでしょうか。
この話もいつもお伝えしている
人材力×組織力×関係力
で問題点を考えていきましょう。
人材力
(人と人は違うということを理解していること。
価値観・強み弱み・思考パターン・行動スタイルなど)
・「部下の仕事に対するコミット度合いには差がある」
ということを認識できていなかった
組織力
(組織としての目的目標ミッションビジョンバリュー・
ルール・責任分担・仕組みなど)
・部長が課長を飛び越してバイパス命令をしてしまった
(組織としてはバイパス命令はご法度。
バイパス命令は組織としてのルール違反。)
・チームのビジョンを伝えていてはいたものの、共感されていなかった
・共感を生むための部下個人のビジョンとつなげることを怠った
関係力
(目的目標を達成するために必要なコミュニケーション)
・チームビジョンと個人ビジョンをつなげて
部下にコミットしてもらうようなコミュニケーションを取っていなかった
・仕事の進捗を確認したり、
部下をフォローするための定期的なコミュニケーションを怠った
と、これだけの問題点が分かります。
では、具体的に
何をすればよかったのかと言うと、
「組織のビジョンと個人のビジョンを
つなげるコミュニケーション」
です。
「課長として、このチームでは
ワンチームで成果を上げたいと思っている。
これを達成することによって、
あなたには○○という
良いことがあると私は思っている。
これを聞いて、あなたはどう思う?」
と言う風に、
・チームのビジョンを伝えて、
・部下個人としてのメリットを提示して
・それに関して部下個人はどう思っているのかを自分の口で言わせる
ということを行います。
このときに、
「やりたくないです」
と言われたら、
その人のコミット具合(人材力)に合わせて
与える仕事を変えることが必要です。
チームとして成果を上げる必要がありますから、
コミットが低ければ、その低さに合わせた仕事でなければ
その人はやってくれません。
馬を水辺に連れて行くことはできるが、
馬に水を飲ませることはできない
ということわざがあります。
上司としてできるのは、
チームのビジョン達成が
個人のメリットになることを
提示してあげることです。
これを聞いて
部下がやる気になるのか
そうならないのかは
部下次第です。
部下がやる気になるための努力は必要ですが、
同時にチームとしての成果(納期)も大切ですので、
部下のやる気を起こさせることが
できなかったのであれば、
他の人に仕事をお願いすることも
やむを得ないことなのです。
それではまた明日~
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