上司の命令が無い残業は本来は払う必要がありません

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毎日ブログ生活2873日目

労使に法律論を持ち出すと

ギスギスするので

あまり好きではありません。。。

とは言え、

法律の話をしないといけない

こともあるので、

なんとも悩ましいです。

閑話休題

社員が勝手に

残業してしまうので困る

という話があります。

そうなんですよね。

こういうケースはよくあります。

法律論で言えば、

勝手に仕事をした分に対しては

残業を支払う義務はありません。

なぜならば、

従業員が会社の指揮命令下に

あるときだけが労働時間だからです。

労働時間とは、

会社の指揮命令下にある時間

というのが判例上

明確になっています。

指揮命令下になく、

勝手に働く分に対しては

残業代を払う義務は本来無いのです。

私がよく話をするのは

「従業員には働く義務はあるが

(勝手に)働く権利はない」

とお伝えしています。

また、

勝手に仕事をする

ということは、

業務命令違反である

ということです。

ですから、

規定の書き方にもよりますが、

懲戒処分にすることもできる

可能性があります。

こうしたことが認められるには、

日頃から上司がきちんと

部下の労働時間を管理している

必要があります。

日頃放置していて

上司の都合のいい時だけ

残業を認めないというのは

許されないわけです。

きちんと管理しているからこそ、

指揮命令下以外の部分に関しては

残業を認めないということができるのです。

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