毎日ブログ生活2958日目
能登半島地震のニュースを
見ない日はありません。
あまりマイナスの
ニュースを見すぎると
こちらも精神を病んでしまうので、
ほどほどに見るようにしています。
そんなニュースで、
この短い期間の間に
さまざまな選択を強いられる
被災者の方たちは
本当につらいだろうなと感じます。
二次避難、家族との別れ、
友達との別れ、などなど。
一刻も早い復旧・復興を願っています。
閑話休題
昨日は
1.年金は貯金ではありません
という話をしました。
今日は
2.年金の設計思想
の話をしようと思います。
年金制度の元々は
明治時代の恩給制度に
さかのぼります。
そして、現在の
厚生年金法が制定されたのは
昭和29年です。
その頃は
男性が働いて女性が家を支える
というのが当たり前の時代でした。
また、結婚するのが
当然という時代です。
そして、一度就職したら
ずっとサラリーマンという
時代でもありました。
ですから、
年金の設計思想としては、
サラリーマン男性と専業主婦
という夫婦で1つの家として
考えられています。
直近で行われた年金の大改正
(フルモデルチェンジ)は
昭和61年までさかのぼります。
これ以降の改正は全て
マイナーチェンジとなります。
しかし、フルモデルチェンジとは言え、
以前の年金制度を大きく変えるわけには
行きません。
なぜなら、
年金は20歳から死ぬまでの
約70年に渡りその人の人生に
影響を与える制度だからです。
ということで、
フルモデルチェンジしたのですが
それでも以前からの設計思想や
給付の仕方を受け継いでいます。
現在の年金は、
夫の厚生年金、
夫の基礎年金、
妻の基礎年金
の3つを合わせて考えます。
この3つの合計額で、
夫の現役時代の収入の
約6割を保障しよう
というのが設計思想となります。
(所得代替率と言います。)
ちなみに、平成16年改正で
マクロ経済スライドが導入され、
所得代替率を60%から50%に
順次引き下げていくことが決まっています。
例えば20歳から60歳まで
平均月収が40万円だった
サラリーマン夫と専業主婦妻
の場合、
夫の老齢厚生年金・・・約8万7千円
夫の老齢基礎年金・・・約6万6千円
妻の老齢基礎年金・・・約6万6千円
合計・・・約22万円
となります。
40万円×0.6=24万円
40万円×0.5=20万円
ですから、
所得代替率60%→50%への移行中
ということで、ほぼ設計思想通りの
給付額になります。
※あくまでもザックリ計算なので、
正確には年金事務所等でお調べください。
ちなみに、厚生年金の額は
加入期間中の平均月収と、
加入月数により変動します。
より多くの収入をもらい、
より長い期間加入していた人
のほうが多くの年金をもらえる
ということになっています。
ということは、夫婦共働きで
妻も厚生年金に加入していれば、
老後はもっと豊かな生活ができる
というわけです。
昨日のブログで説明した通り
年金はあくまでも保険ですから、
保険を設計した当時の設計思想
があるわけです。
この設計思想を分かっていると
年金のことが理解しやすくなると
私は感じています。
それではまた明日~
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