
毎日ブログ生活2612日目
昨日はちょっと正念場を
迎えていたクライアントさんが
無事に解決に向かった
ということでご報告をいただき、
ちょっとホッとしました。
まだまだ予断を許さないので、
決着まできちんと
見届けたいと思います。
閑話休題
会社の業績が良くなく、
どうしても人件費に
着手しなければならない
ということは起こり得ます。
その際、
「日本では解雇できない」
という言葉が独り歩き
していますが、
果たして我々には
どのようなことが
できるのでしょうか。
われわれにできることは
ずばり、「人事権の行使」です。
日本では「解雇権」に関しては
大きく制限されています。
その代わり、
「人事権」に関しては
幅広く認められています。
人事権とは大雑把に
以下の4つです。
・配置転換(以下「配転」)
・・・職場は変わらず仕事内容が変わる
・転勤・・・職場を変える
・出向・・・他社で働く
・転籍・・・他社に移籍する
この中で、
「転籍」に関しては
基本的に本人の同意が必要です。
しかし、
配転、転勤、出向に関しては、
基本的に自由に行うことができます。
(業務限定契約、勤務地限定契約などは除く)
特に、雇用を守るうえで
やむを得ない人事権の行使は
当然のことです。
「雇用を守る(=生活の糧を守る)」
ということが一番重要なので、
そのための人事権行使はやむを得ないのです。
ですから、
例えば生産ラインに入っている人を
営業職に配転して、
売上を上げることに注力するとか、
そういう人事権の行使をするのは
当然のことです。
今の人件費をカット
しなければならない
と考える前に、
まず今の人材を活かして
人件費と利益の出どころである
粗利額を増やせないかなと
考える方が、
双方にとってwin-winになります。
ですから、今の人材をもっと
有効活用して、もっと稼げないか
という観点で考えることも大切です。
このように考える際には
お金のブロックパズル図
が役に立ちます。
お金のブロックパズル図を見ると、
利益を増やすには、
1.売上を上げる
1-a.客数を増やす
1-b.客単価を上げる
1-c.リピートを増やす
2.変動費を下げる
3.その他の経費を下げる
4.ムダな投資を避ける
5.生産性を上げる
の7つの着眼点で
考えることができる
ことが分かります。
今回の「配置転換による
粗利の向上」というのは、
5.生産性を上げる
に該当します。
われわれは
「利益を増やさないといけない」
と考えるときに、
ともすると
この7つの着眼点の中で
数個の特定の考え方に固執しがちです。
人件費を切らなければならない
と考える前に立ち止まって、
まずは他の着眼点が無いかな
と考えることが重要です。
他の選択肢がない時の
最終手段として人件費
という順番で考える方が
労使ともにwin-winになれると
私は思います。
それではまた明日~
ブログランキングに参加しています☆
是非↓を2つクリックご協力お願いします!
いつもクリックありがとうございますm(_ _)m
クリックの応援を励みにこれからもがんばります。
事例を紹介する場合は、わかりやすさを優先し、また営業秘密の漏洩を 防止する観点からも、内容に一部改変を 加えている場合があります。
同様に、分かり易さを優先するために、 あえて正確な法律用語を用いていない場合があります。
職業 | お金と人事のコンサルティング |
---|---|
住所 | 〒482-0036 愛知県岩倉市西市町無量寺58-1 |
営業時間 | 平日9:00~18:00 |
ホームページ | iwata-office.jp |