毎日ブログ生活1920日目
昨夜は今年初の
岩倉市商工会青年部の
常任委員会が開かれました。
1月2月は緊急事態宣言を受けて
中止となりました。
今年はじめましての方も多く、
仲間に会えるのは
やっぱりうれしいですねぇ。
閑話休題
最近、M&Aの話を
よく聞くようになりました。
しかし、現実の話
M&Aで会社を売却しても
あまり値段がつかないことが多いです。
会社の売買の場合、
会社の価値を評価して
金額をつけることになります。
評価の仕方はざっくり言うと
3パターンあります。
1.収益から計算する方法
2.他社との比較で計算する方法
3.資産価値を積み上げて計算する方法
零細企業の売買の場合、多くは
3.資産価値を積み上げて計算する方法
で計算することになります。
そうすると、
必然的に不動産を持っていない
会社の評価は下がります。
不動産を持っていない会社の場合、
価値のある資産がほとんどないケースの方が
圧倒的に多いです。
例えば機械や車両などを持っていても、
減価償却が進んでいると簿価が低くなります。
通常、できるだけ税金を減らすために
償却を進めているはずですので、
当然簿価が低くなるわけです。
税金を減らす活動=資産価値を減らす活動
ですから、節税をしている会社ほど、
資産評価はさがっていることになります。
昨今では取引先や技術力などの
無形の資産を評価する動きもありますが、
実際にはまだまだだと感じています。
また、仮に
1.収益から計算する方法
で計算したとしても、
零細企業の場合
どれだけ稼いでいる会社でも
実は評価があまりあがらないです。
なぜならば、
その会社の収益のほとんどを
社長のマンパワーで稼いでいる場合が多いからです。
つまり、会社自体に価値があるのではなく、
社長の能力に価値があるわけです。
1.収益から計算する方法
の場合、
個人の能力ではなく
きちんと仕組みで
稼げるようになっているかが
ポイントになります。
ようするに、
社長がいなくても稼げるかどうか
ということが判断対象になります。
究極な話、だれが社長をやっても
利益が出る仕組みになっているのであれば、
その会社は高く売れます。
しかし、現実の零細企業の場合、
社長の能力=収益力
になっていることがほとんどです。
ちなみに
2.他社との比較で計算する方法
は零細企業の場合事実上不可能です。
比較するような規模の会社で
上場している企業はないでしょうから、
比較のしようがないというのが理由です。
以上の理由により、
零細企業の場合は
会社に価格が付かない場合が多いです。
もしも会社を高値で売却したいのであれば、
過度な節税はせずに納税して、
(税制上納税しないと資産価値が上がらない仕組みになっています)
社長のマンパワーに頼ることから脱却して
誰がやっても収益が上がる仕組みづくりをした方がよいです。
それではまた明日~
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