お金と人事のコンサルティング岩田事務所
〜会社の成長と社員の幸せの両立〜

その印鑑、本当に必要ですか?

雑記

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毎日ブログ生活2748日目

 

 

 

親戚に不幸がありました。

 

 

 

昨夜通夜式、

そして本日告別式です。

 

 

 

アポのあった方には

無理を言って予定を

変えていただきました。

 

 

 

余命数か月と聞いたのが先週。

 

 

 

まさかの急逝です。

 

 

 

会いに行くことが

できなかったことが

悔やまれます。

 

 

 

地上最強の商人第5巻

「今日が人生最後の日と心得て生きる」

が思い出されました。

 

 

 

 

 

 


 

 

 

閑話休題

 

 

 

先日、ある会へ入会する際に

入会申込書に印鑑がいる

と言われました。

 

 

 

自署しているのに

印鑑がいる

ということに違和感を

ぬぐえませんでした。

 

 

 

入会申込書というのは

契約の意思を示す契約書だとすれば、

本来であれば自署で足りるはずです。

 

 

 

民法上、

ほとんどの契約とは

諾成契約と言い、

 

契約の主体となる

人格同士が合意すれば

それだけで契約が完了します。

 

 

 

契約とは平たく言えば

お約束です。

 

 

 

口頭でも約束することはあります。

 

 

 

なんでもかんでも

契約書がなければ契約が成立しない

となれば、世の中書類だらけになります。

 

 

 

例えば、コンビニで商品を買うのも

売買契約と言う契約が成立していると

法律上は考えます。

 

 

 

売買契約のすべてに

いちいち契約書を作成していたら、

経済が円滑に回らないですよね。

 

 

 

ですから、基本は

当事者同士の合意

があれば契約は成立します。

 

 

 

では、なぜ契約書を作るのか?

 

 

 

それは、言った言わないで

後から揉めることを避けるためです。

 

 

 

 

口約束だけでは

お互いの思っていることが

ズレる可能性があります。

 

 

そのズレを無くして

のちのちのトラブルを

回避するためです。

 

 

 

 

そして、契約書に

印鑑がいるというのは、

どこに規定があるのでしょうね。

 

 

 

例えば、不動産や

融資などの場合、

金額も大きいですから

 

確かに本人であるということを

証明するために

 

あらかじめ印鑑を役所に登録しておき、

その印鑑で取引します。

 

 

 

役所に登録した印鑑を実印と言います。

 

 

 

実印登録してある印鑑で契約し、

役所が証明する印鑑証明と照らして

同じ印鑑であれば、

 

確かにその人本人が契約の主体であった

ということを国が保証してくれます。

 

 

 

ですから、実印登録してある印鑑で

印鑑証明も添付して印鑑を押して申込

ということなら分かります。

 

 

 

また、銀行で印鑑を使って取引するのは、

取引開始時に印鑑を登録しているからです。

 

 

 

銀行取引では、

毎日大量の入出金などの手続きをする際、

いちいち本人かどうかを毎回確認していたら

手続が煩雑になります。

 

 

 

ですから、

取引開始時に登録した印鑑で

取引した場合、

 

その印鑑を押した人は

その人本人だろうと推定され、

 

仮に他人が引き出していても

銀行は免責される

ということになっています。

 

 

 

 

あらかじめ登録してある印鑑を

使って取引するから

銀行取引には印鑑が必要です。

 

 

 

では、今回の入会申込書はどうでしょう。

 

 

 

金額的にもたかが知れていますので、

わざわざ実印を使って取引するような

ものでもありません。

 

 

 

また、当然事前に登録してある

印鑑なんてありません。

 

 

 

そして、申込の主体である本人が

自筆で自署しています。

 

 

 

 

仮に問題が起きたら

筆跡鑑定してもらえれば

確実に本人だと分かります。

 

 

 

しかし、特に登録されていない

印鑑で取引するとなると、

 

極端な話百均で三文判を買ってきて

他人が取引できるとなってしまいます。

 

 

 

 

実印銀行印以外での契約・取引の場合、

自署の方が印鑑よりはるかに

確かに本人が納得していると

証明しやすいはずです。

 

 

 

ちなみに、

法人取引の場合は印鑑必須です。

 

 

 

なぜなら、

法人には実体がないので

自署することはできません。

 

 

 

ですから、

法人の代表印は

国に登録されており、

 

その登録されている

印鑑で取引することにより

法人での取引として成立する

ことになっているのです。

 

 

 

 

 

コロナ以降、

役所も印鑑を求めることが

無くなる傾向にあります。

 

 

 

DX化のために

印鑑を使った取引を無くす方向で

国は動いています。

 

 

 

 

昔から印鑑をもらっていたから

ということで何も考えずに継続するのではなく、

 

きちんと物事の本質をとらえて

改善していけるものは改善して行かないと、

 

ますます日本は世界から取り残されていきます。

 

 

 

 

 

思考停止にならず、

「なぜ必要なのか?」

きちんと目的を考えていきたいものです。

 

 

 

 

ちなみに、

思考停止になっている、

習慣になっていてあまり考えていない

と言う状態を、

 

認知心理学の世界では

「早い思考」とか「システム1」と言います。

 

 

 

システム1が動いているときは、

自動で体が動くので、

あまり頭を働かせて考えていません。

 

 

 

一方、きちんと物事を考えている状態を

「遅い思考」とか「システム2」と言います。

 

 

 

システム2は怠け者なので、

きちんと動かそうと思わない限り、

 

人の行動はシステム1に支配されています。

 

 

 

 

経営においては、

システム2をしっかり使って考えることが

経営をうまくいかせるために最低限必要です。

 

 

 

反射的に行動するのではなく、

きちんと考え抜いて行動を選択したいものです。

 

 

 

ちなみに私のコンサルでは、

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それではまた明日~

 

 

 


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名前 岩田 健一
住まい 愛知県

Profile

会社の成長と社員の幸せの両方を大切にしたい社長に、 元信用金庫職員、元調剤薬局経理職のキャッシュフローコーチとして お金と人事のコンサルティングで 一流の誠実さを目指しながら
笑顔あふれるつながり作り、会社づくりに貢献する リレーションシップパートナーの岩田健一です。

お金と人事のコンサルティング 岩田事務所 所長

心理学科卒業、 元信用金庫職員、 前調剤薬局経理職の 社会保険労務士資格をもつ 「お金」と「人事」の 経営コンサルタント。

想いの言語化と 経営数字の見える化の コンサルティングを行なう。

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