
毎日ブログ生活3427日目
今日は1日雨ですね。
閑話休題
ガイアの夜明けで
看護師不足の話題が
取り上げられていました。
その番組の中で、
看護師の労働組合と
経営側として看護部長が
労使交渉する場面が
映し出されていました。
この病院では、
診療報酬改定により
年間収入が3000万円減少した
ということも
同番組で語られており、
経営の困難さを感じました。
労使交渉も単に
「給料を上げてくれ」
という話と、
「それは飲めない」
と言う話に終始し、
あまり建設的な
話し合いではないと
感じてしまいました。
お金の話をする際に、
共通のモノサシがないと
単にお互いの意見を
言い合うだけになってしまいます。
会社のお金の流れを
簡略的に図式化した
お金のブロックパズル図
という図があります。
この図には、
8割の経営判断に必要な
会計全体の2割程度のお金の知識が
詰まっています。
詳しい話は割愛しますが、
給料の原資となるのは、
この図で言う「粗利」
と言う部分です。
(厳密には「限界利益」と言いますが、
今回は「粗利」で統一します。)
粗利とは、
売上から変動費を引いて残ったお金です。
変動費とは、
売上(販売個数)に比例して出ていくお金です。
売上から変動費を引いた粗利が
会社が自由に処分できるお金です。
この粗利の中から、
固定費と呼ばれる人件費や
家賃や水道光熱費などが支払われます。
粗利から固定費を引いて
残ったお金が利益となります。
会社が存続するには
利益が必要です。
赤字の会社は継続できず、
利益がない会社は倒産します。
倒産すると雇用は守れず、
給料も払えなくなります。
ですから、赤字になるような
給料の払い方はできません。
また、借入金の返済は
利益から税金を払って残ったお金
(税引後利益)に減価償却費を
足したお金でしかできません。
ですから、借金返済のために
残さないといけない利益も発生します。
そう考えると、
粗利を自由に処分できると言っても
実際には自由にならないことの方が
多いわけです。
では、どうすればいいのかと言うと、
給料を上げる手段は大きく2つです。
1つは粗利を増やす努力です。
粗利を増やすためには、
・販売単価を上げる
・販売個数を上げる
・仕入単価を下げる
の3つの手段しかありません。
病院の場合、公定価格で
販売単価が決められているため、
自分たちで行えることは
・販売個数(患者数)を上げる(増やす)
・仕入単価(薬剤など)を下げる
の2つです。
そして、もう1つは
粗利の中で分配率を変える
ということですが、
分配率を変えるには、
人件費以外の固定を下げる努力が
求められます。
俗にいう経費削減ですね。
こういう話までして
初めて人件費を上げよう
ということが話ができます。
自分たちが何を努力すれば
給料が増えるのかということを
視覚的に建設的に話をするために
お金のブロックパズル図という
ツールが使えます。
会計はビジネスの共通語
と呼ばれます。
会計がビジネスの共通語として
機能するためには、
会計を全員が理解する
必要があります。
全員で会計を使って
話せる言語として、
お金のブロックパズル図を
導入するのがよいと
私は思っています。
それではまた明日~
ブログランキングに参加しています☆
是非↓を2つクリックご協力お願いします!
いつもクリックありがとうございますm(_ _)m
クリックの応援を励みにこれからもがんばります。
事例を紹介する場合は、わかりやすさを優先し、また営業秘密の漏洩を 防止する観点からも、内容に一部改変を 加えている場合があります。
同様に、分かり易さを優先するために、 あえて正確な法律用語を用いていない場合があります。
職業 | お金と人事のコンサルティング |
---|---|
住所 | 〒482-0036 愛知県岩倉市西市町無量寺58-1 |
営業時間 | 平日9:00~18:00 |
ホームページ | iwata-office.jp |