お金と人事のコンサルティング岩田事務所
〜会社の成長と社員の幸せの両立〜

上司に伝えにくいことを伝えるには

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毎日ブログ生活3413日目

 

 

 

昨日は企業研修初回を

行ってきました。

 

 

 

今回の企業研修は

チームビルディングおよび

ハーマンモデルで全3回です。

 

 

 

反応は上々。

 

 

 

きっともっと良い会社

になると思います。

 

 

 


 

 

 

閑話休題

 

 

 

 

先日、とある従業員の方から、

 

「自分が見えたことを

上司に伝えたいが

適切に伝えられる自信がない。」

 

という相談を受けました。

 

 

 

 

これは、

 

「上司のこういう姿、

こういう行動が

このような(悪い)影響を与えている」

 

ということを伝えたい

ということだと私は受け取りました。

 

 

 

 

目標達成に対して

上司の行動や姿勢が

悪影響を与えていることを

部下側が分かった際に、

 

部下側から何かアクション出来ないか

という質問です。

 

 

 

これに関する答えは

「フィードバック」です。

 

 

 

フィードバックというのは、

目標からどの程度ズレているのかを

伝える行為です。

 

 

 

もともとは、

大砲の射手に目標地点と

着弾点のズレを伝える行為

から来ています。

 

 

 

昔は、射手が着弾点を見ることができず、

自分で修正することができないため、

射手とは別の人が見て、

射手に伝えていたそうです。

 

 

 

 

 

 

 

ですから、フィードバックするには

まずは目標に関して共有していることが

必要です。

 

 

 

目標が不明なまま相手に伝えるのは

フィードバックにはなりません。

 

 

 

それは、個人的な感想になってしまいます。

 

 

 

ですから、まずは目標を合意していることが大切です。

 

 

 

次に、伝え方となります。

 

 

 

フィードバックの仕方は2種類あります。

 

 

 

主観的事実の伝え方と

客観的事実の伝え方です。

 

 

 

客観的事実というのは

文字通り客観的な事実です。

 

 

 

体重が90キログラム

というのは客観的事実です。

 

 

 

主観的事実というのは、

その人がどう思ったか、

どう感じたか、という、

その人の内面で湧きおこった事実です。

 

 

 

太っている

というのが主観的事実です。

 

 

 

体重90キログラムというのは

誰がどう見ても変わらない事実ですが、

 

体重90キログラムの人を見て

太っていると思うのか

そうではないのかは

その人の解釈によります。

 

 

 

 

で、客観的事実に関しては

「○○は○○です。」

と伝えて構いません。

 

 

しかし、

主観的事実に関しては

上記のような伝え方をしてはいけません。

 

 

 

「あなたは体重90キログラムです」

「あなたは太っています。」

 

 

いかがでしょうか?

 

 

主観的事実を

客観的事実のように伝えてしまうと

相手がどのように感じるか、

なんとなく感じて

いただけましたでしょうか?

 

 

 

 

主観的事実を伝える際には、

「私は○○だと思います。」

「私は○○だと感じます。」

「私は○○に見えます。」

のような伝え方が必要です。

 

 

 

「私は、あなたが太っていると思います。」

「私は、あなたが太っていると感じます。」

「私は、あなたが太っているように見えます。」

 

 

 

フィードバックの構文としては

これで正しいです。

 

 

 

しかし、このような構文で言われても、

言われた側はムッとすると感じると思います。

 

 

 

なぜムッとするかというと、

それは、この人の目標に対しての

フィードバックになっていない、

つまり、目標を合意していないからです。

 

 

 

この人がやせようと思っていない場合、

たんなる言った人の感想、

悪口になってしまいます。

 

 

 

 

これが相手に伝わるのは、

相手の目標が分かっているときに限ります。

 

 

 

 

相手が「痩せたい」

という目標を持っていて、

その目標を私も知っている場合に

このフィードバックが成立します。

 

 

 

 

痩せたいと思っている人に対して、

「太っていると感じる」

と伝えることは、

 

「やっぱりもっと痩せなきゃ」

となる可能性が高いです。

 

 

 

(「やせたい」というのは目標として

成立していませんが、それはまた

別の機会に。)

 

 

 

 

このようにして、

1.相手と目標を合意する

2.客観的事実の伝え方と主観的事実の伝え方に気を付ける

の2つを満たすと、

 

今よりも上司に対して

この方が見えている世界を伝えることが

できるのではないかと思います。

 

 

 

もっと言えば、

・心理的安全性(言いにくいことも必要であれば言えるような環境)

・目的目標に対するコミット(目標達成しようとしたら言いにくいことも言う覚悟)

なども必要ですが、

 

まずはそもそもフィードバックが機能する

伝え方は知っておいた方がよいと思います。

 

 

 

 

それではまた明日~

 

 

 


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名前 岩田 健一
住まい 愛知県

Profile

会社の成長と社員の幸せの両方を大切にしたい社長に、 元信用金庫職員、元調剤薬局経理職のキャッシュフローコーチとして お金と人事のコンサルティングで 一流の誠実さを目指しながら
笑顔あふれるつながり作り、会社づくりに貢献する リレーションシップパートナーの岩田健一です。

お金と人事のコンサルティング 岩田事務所 所長

心理学科卒業、 元信用金庫職員、 前調剤薬局経理職の 社会保険労務士資格をもつ 「お金」と「人事」の 経営コンサルタント。

想いの言語化と 経営数字の見える化の コンサルティングを行なう。

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