お金と人事のコンサルティング岩田事務所
〜会社の成長と社員の幸せの両立〜

先代にとって都合の良い承継をうまく切り抜けるには

おすすめ記事

LINEで送る
Pocket

毎日ブログ生活3407日目

 

 

 

昨日は飲み会の

ダブルヘッダーでした。

 

 

 

2件目でつい

ニンニクモリモリの

メニューをがっつり

食べてしまいました。

 

 

 

今日は人に会う

予定がなかったので

思い切って食べましたが、

 

家族にはとても迷惑を

かけていますm(_ _)m

 

 

 

 


 

 

 

閑話休題

 

 

 

以前に私がブログで書いたことと

全く同じことが起こった

事例の話を聞きました。

 

 

 

後継候補を潰す先代経営者 | お金と人事のコンサルティング岩田事務所〜会社の成長と社員の幸せの両立〜
毎日ブログ生活3342日目 今日は長男が公立高校の 推薦試験を受けに行きました。 合否はいかに!? 閑話休題 ある士業事務所の話です。 代表が高齢になってきたため、 事務所引継のために 資格者がその事務所に入所しました。 しかし、数年後には その資格者は 退職してしまいました。 そして、その後に向かえた 資格者も代表が 辞めさせてしまった ということでした。 聞くところによると、 事前に合意してい

 

 

思わず笑ってしまいました。

 

 

 

 

2025年現在で70代より上の

高齢の経営者は、

 

自分の都合の良いようにしたい、

自分が思うとおりになっていないと

気に入らない、

 

という経営者が多いと感じています。

 

(そうでない方、ごめんなさい。)

 

 

 

 

こういう経営者は

自分にとって都合の良いように

経営を最適化しています。

 

 

 

 

年齢が高くなるにつれて

承継を考えるのですが、

 

その承継も自分の都合の良い

ように承継できるような、

 

自分にとって都合の良い

後継者を探しています。

 

 

 

承継する側も、

同業を吸収して大きくなれるなら

という思惑で乗り込むのですが、

 

聞いていた話と違うとか、

先代に我慢できないとか、

 

いろんな理由で喧嘩別れする姿を

何度も見てきました。

 

 

 

繰り返されるパターンですね。

 

 

 

この手の事業承継が抱えている問題は

大きく3つあると私は考えています。

 

 

 

・先代が事業と自分の人生を切り分けて考えられない

・先代が仕事以外の楽しみを持っていない

・事業で大切にしたい想いが明文化できていない

 

 

 

先代が事業と自分の人生を切り分けて考えられない

 

 

 

70歳を超えてなお

現役で仕事をやっている

ということは、

 

基本的に仕事そのものが好きで、

自分の好きな仕事をやり続けるために

事業を広げてきています。

 

 

 

ですから、もう

事業そのものが

自分の人生そのものに

なってしまっています。

 

 

 

こういう状態になると、

仕事を手放す=人生を手放す

ということになってしまいます。

 

 

 

つまり、

いくら口で承継したいと言っていても

仕事を手放すことができません。

 

 

 

こういう先代には

「事業そのものはどのように終焉を迎えたらよいのですか?」

「ご自身の人生はどのように終えたいですか?」

というように、

 

こちらから問いを入れることによって

自分の人生の終焉と、事業の終焉を別物として

考えてもらうように仕向けていく必要があります。

 

 

 

また、

「それは○○さん個人としての意見ですか?

それとも△△会社の代表としての意見ですか?」

と、ことあるごとに、

個人と会社代表者としての立場を

切り分けて考えてもらうように

仕向けていきます。

 

 

 

このようなことを積み重ねて、

個人と事業を分けて考えられるように

なっていってもらう必要があります。

 

 

 

先代が仕事以外の楽しみを持っていない

 

 

 

前述のように

今現在やっている仕事そのものが

好きだからずっと現役で仕事をしています。

 

 

 

仮に事業と

自分の人生を切り分けて

考えられるようになって

 

事業を手放すと決めても

手放した後にやることが

なくなってしまいます。

 

 

 

ですから、

無理にでも新しいことに

少しずつ挑戦させて、

他の楽しいことを

探してもらう必要があります。

 

 

 

無難なところだと

旅行だと思います。

 

 

 

また、

子供のころにやっていた

趣味などをきっかけに

新しい楽しいことを

見つけてもらうのがよいと

思っています。

 

 

 

事業で大切にしたい想いが明文化できていない

 

 

 

もう1つ大切なのは、

想いの承継です。

 

 

 

つまり、先代の想い、

経営理念の承継です。

 

 

 

昨日のブログにも書きましたが、

承継すべきは

信用(歴史)と想い(経営理念)です。

 

 

 

100年続く会社が大切にしていることは? | お金と人事のコンサルティング岩田事務所〜会社の成長と社員の幸せの両立〜
毎日ブログ生活3406日目 先日のブログで、 信用の話をしたのですが、 そのブログで 特定の人物の不誠実さを 取り上げたため、 自分に関係ある人ではないかと 心配した方から 声をかけられました^^; その方から声をかけられて 「(その方に関わる方ではないので) 大丈夫です^^」と言って家に帰ったら、 妻からも 「あれは誰だった?」 と聞かれました^^; ブログネタに困って ひねり出した記事だったの

 

想いを承継するには、

想いが文字化されていないといけません。

 

 

 

しかし、こういう経営者は

経営理念をちゃんとまとめていない

可能性が高いです。

 

 

 

そういう場合は、

後継者側が先代に問いかけて

想いを引き出す必要があります。

 

 

 

そして、

先代を想いを引き出しておく

のにはもう1つ理由があります。

 

 

 

それは、先代と後継者の間の

共通の目的目標を合意することです。

 

 

 

先代の想いをあらかじめ

引き出しておけば、

 

先代が自分にとって都合の

良いことをしようとした場合、

 

その行為があらかじめ聞いておいた

想いと違えば、

 

「以前聞いた話と違いますが、

この違いに関してはどのように

お考えですか?」

 

と問うことによって、

フィードバックすることができます。

 

 

 

フィードバックとは

目的目標と現状のズレを伝える行為

です。

 

 

 

 

 

 

ですから、そもそも

相手の目的目標が分かっていないと

それはフィードバックになりません。

 

 

 

先代の想い(目的目標)を

あらかじめ聞いておけば、

 

その想いとズレていることに関しては

遠慮なくフィードバック

することができます。

 

 

 

こうしたことを繰り返すことにより、

個人としての価値観ではなく、

会社としての価値観(理念)を判断軸に

先代とやり取りすることができるようになります。

 

 

 

まとめ

 

 

 

うまくいっている承継と

うまくいかない承継の違いは

ただ1点です。

 

 

 

それは、

「先代が経営権をきちんと

手放せるかどうか」

です。

 

 

 

先代が気持ちよく経営権を

手放してくれるためには、

 

・個人と事業を分けて考えらること

・仕事以外の楽しみを持つこと

・経営理念を軸として会話できること

 

が必要になります。

 

 

 

しっかり個人と事業を

切り分けてもらえるように

接し方を考えていきましょう。

 

 

 

 

それではまた明日~

 

 

 


ブログランキングに参加しています☆
是非↓を2つクリックご協力お願いします!

 

 

にほんブログ村 経営ブログ 人事労務・総務へ

 

いつもクリックありがとうございますm(_ _)m
クリックの応援を励みにこれからもがんばります。


お断り

事例を紹介する場合は、わかりやすさを優先し、また営業秘密の漏洩を 防止する観点からも、内容に一部改変を 加えている場合があります。

 

同様に、分かり易さを優先するために、 あえて正確な法律用語を用いていない場合があります。

LINEで送る
Pocket

脱☆ドンブリ経営
実践セミナー開催!!

「経営の主導権を自分で握りたい社長」や、「根拠のある数字目標を立てたい経営者の方」必見のセミナーです!
脱☆ドンブリ経営実践セミナーとは? セミナー開催日程・お申し込み

岩田事務所お問い合わせ

職業 お金と人事のコンサルティング
住所 〒482-0036
愛知県岩倉市西市町無量寺58-1
営業時間 平日9:00~18:00
ホームページ iwata-office.jp

コメントを残す

           

名前 岩田 健一
住まい 愛知県

Profile

会社の成長と社員の幸せの両方を大切にしたい社長に、 元信用金庫職員、元調剤薬局経理職のキャッシュフローコーチとして お金と人事のコンサルティングで 一流の誠実さを目指しながら
笑顔あふれるつながり作り、会社づくりに貢献する リレーションシップパートナーの岩田健一です。

お金と人事のコンサルティング 岩田事務所 所長

心理学科卒業、 元信用金庫職員、 前調剤薬局経理職の 社会保険労務士資格をもつ 「お金」と「人事」の 経営コンサルタント。

想いの言語化と 経営数字の見える化の コンサルティングを行なう。

プロフィールを読む            
search envelope heart star user close search-plus home clock update edit share-square chevron-left chevron-right leaf exclamation-triangle calendar comment thumb-tack link navicon aside angle-double-up angle-double-down angle-up angle-down star-half status image gallery music video category tag chat quote googleplus facebook instagram twitter rss