毎日ブログ生活3202日目
昨夜は商工会青年部で
DX・デジタル技術導入に関する
セミナーを受講しました。
本当は弊所でも
効率化できるのでしょうけど、
実際にはなかなか手が回らない
(優先順位が低い)ですね。
閑話休題
ある会社の社長さんの話です。
「従業員からどうすればいいのか
聞かれたから指示をしたのに、
指示通りに動かない」
と嘆いていらっしゃいました。
まず、大前提として
他人をコントロールすることはできません。
コントロールできるのは
自分の思考と行為、過去の解釈、そして未来だけです。
ですから、指示を出して
指示通りに動かす=コントロールする
ということは不可能なことです。
次に、
社長の指示が従業員に
ちゃんと伝わったか、
という問題があります。
コミュニケーションの段階で
すでにミスが発生していて
うまく情報伝達できていなかった
可能性もあります。
今回の場合、指示とズレていた
と言う話ではなさそうでしたので、
コミュニケーションはできていた
と考える方が妥当そうです。
その前提の上で、
今回の話を考えていきましょう。
人はだれしも自分の行動を自ら選択しています。
意識的か無意識かに関わらず、
自分にとって「善い」ことを選択しています。
この場合の「善い」は
良い悪いの良いではないです。
自分にとってプラスかどうか
というような意味合いです。
つまり、社長の指示に従わない
という選択をした理由があるはずです。
社長の指示に従わない方が
「善い」と選択したわけです。
ではなぜ、社長の指示に従わない方が
「善い」と判断して選択したのでしょうか。
社長の指示通りに動いても
問題は解決されないと
従業員が判断したのではないか、
と私は推察しました。
つまり、社長の指示は
表面上の問題に対する回答であって、
本質的な問題に対する
回答ではなかったのではないか
と私は推察しました。
問題を解決する際には
氷山モデルで問題を考えます。
目に見える問題は
氷山モデルでいう
水面から上の「できごと」
に該当します。
しかし、
目に見える問題を解決しようとしても
問題は解決できません。
なぜならば、
そのできごとを引き起こしている
構造部分の問題(目に見えない問題)
を解決しないことには、
結局同じような目に見える問題が
繰り返されるからです。
目に見えるできごとレベルの
問題に対する対処法を
社長が指示していたのではないか
と私は推察しました。
だからこそなんとなく
従業員は「それでは解決しないよなー」
と思って指示に従わなかったのではないかと
私は考えました。
社長相手の商売をやっている人が
たまに「社長って言っても聞かないよね~」と言いますが、
これも同じようなことが起こっていると私は考えています。
つまり、
いくらこちらが「Aがいい」と言っても、
本人が「Bがいい」あるいは
「Aはよくない」と思っていたら
そのアドバイスは無駄に終わります。
だからこそ、相談されたときに
その相談内容をうのみにして
指示・アドバイスをしてはダメなんです。
こういう場合こそ、
コーチングが必要です。
自分の考え(想い・価値観・信念)を
一旦脇に置いておいて、
相手の話に心から傾聴して承認し、
質問を投げかけることにより
相手自身に問題について深く考えてもらい、
自分なりの回答を見つけるからこそ、
自ら行動を選択することができます。
周りよりも当事者の方が
そのできごとに関する情報を
多く持っています。
ですから、問題の解決方法は
第三者がアドバイスするよりも
当事者に考えてもらうのが
一番なのです。
それではまた明日~
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