
毎日ブログ生活3074日目
中1になった次男が、
学習係(?)か何かになり、
理科の担当になったようです。
理科の授業が始まる前に
前回の授業を踏まえた
問題を出題しないといけないらしいです。
そのため、
理科の授業がある前日に
ものすごく悩みながら
問題を作っています。
これは次男にとって
勉強になるなと思いました。
そして、その作問に
付き合わされますが、
次男とはコミュニケーションが
少なくなっていたので
良い機会となっています^^
閑話休題
「先生、どうか皆の前でほめないで下さい」
という本を読みました。
2022年に発刊された本で、
現代の「いい子症候群」の
子どもたちに関して論じた本です。
・とにかく目立ちたくない
・「理想は均等分配」という究極の平等主義
・自分から提案すること、自分が決めることが大嫌い
・周りから浮いてしまうことばかり気にする
などの現代の若者の特徴を
データなどを使って論じています。
作者の主張は次の3点だと私は解釈しました。
挑戦が成長につながることを実感できていないのは大人であり、
一度失敗すると這い上がれないと思っているのも大人であり、
既得権信者もやはり大人である。
(中略)
若者たちはこの30年間、日本の大人たちがやってきたことを
コピーしているに過ぎない。(同著P198-199)
本書の提言は1つ。
大人のあなたがやるべきだ。
まずはあなたが挑戦するべきだ。
あなたが挑戦し、失敗し、
そして復活するところを
堂々と見せるべきだ。
そのとき、もしそばに若者がいるなら、
こう言ってみてほしい。
これが現時点で筆者が考える、
若者の心を動かす最強のフレーズだ。
「自分はもう一度これをやりたい。
今度は絶対に成功させたい。
だから手伝ってもらえないか」(同著P226)
もし、主体的に動く若者に対する
明示的なインセンティブを
設定できていないのなら、
主体的に動いたほうが損、
単なる企業側の都合のいい搾取だと
学生側が判断しても仕方ない。
実際、企業は「主体性」と言いながら、
その実、若いエネルギーを
無垢に投下してくれる学生を
見つけようと必死だ。
(中略)
ただ、企業側のそうした思惑は、
基本的に大部分の学生から見透かされている。
だから、学生は主体性を求める企業を避けるようになる。
(中略)
したがって、残った希少の
「無垢に若いエネルギーを投下してくれ、
かつそうさせてくれる企業に感謝までする」
タイプの学生の奪い合いとなる。(同著P136)
ようするに、
・大人を見て現代の子どもたちは育っている
・大人が変わらなければ子供は変わらない
・子供を低賃金で搾取しようとすることをやめよう
ということだと
私は解釈しました。
現代のいい子症候群を作っているのは
大人の後姿を見て育ったからだ
ということに関しては、
反省しかありません。
子供に背中を見せられるような
生き方をする必要があると
感じました。
また、子供の搾取に関しては、
今採用を担当する多くの人
(経営者・人事担当)が
若い=低賃金で採用できる
と勘違いしている
と私も感じています。
企業が欲しがるような人材は、
どこの企業も欲しがるので
需要と供給の関係で
賃金をあげないと採用できません。
であれば、
多少の欠点には目をつぶって、
磨けば光る長所を持っている人を採用して、
長所を伸ばす活動に投資した方が
結果的に低コストでうまくいく
のではないかと思うのです。
本来であれば、
自分の余暇の時間に
自分の意思で勉強して
仕事に必要な能力を身に着け、
身に着けた能力で
企業に貢献して
報酬をいただくのが
正解だと私は思います。
しかし、この本を読んで
今の日本の風潮の中で、
個人の主体性に任せることは
ほぼ不可能なのだと感じました。
今後の日本では
教育投資する企業が
結果的に生き残るのだなと
私は思います。
それではまた明日~
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