毎日ブログ生活1432日目
最近、システム思考を
勉強しています。
使いこなすのが
簡単ではない感じです。
しかし、
これが使えるようになれば、
会社の課題をもっと解決に
導ける感覚があります。
がんばって勉強していきます。
閑話休題
今日の話は前提条件がないと
分からないのであえて先に言います。
医療業界の話です。
医療業界は資格により
階層が分かれている業界です。
医師、看護師、薬剤師、
コメディカル、医療事務、
などなど。
歯科医師、歯科衛生士、
歯科助手(無資格)、受付事務
などなど。
医療業界では
資格により序列が決まっており、
その序列が
そのまま指揮命令系統に近い
機能を持っています。
ある歯科経営者(歯科医)から
相談を受けました。
リーダー(歯科助手)が
言いにくいことももっと
パート(歯科衛生士)に
伝えてほしい。
ドクターや衛生士に
遠慮することなく
受付がもっと予約を
取って欲しい。
はっきり言います。
医療業界の今までの
固定観念(メンタルモデル)
を持っている限り、
それは助手さんや受付に
求めても達成できません。
なぜならば、
資格者(看護師や歯科衛生士)も
無資格者(歯科助手や受付)も、
医師→資格者→無資格者
というヒエラルキーがある
と考えているからです。
業界がこのような考え方で
動いている以上、
歯科助手が例えリーダーであっても、
受付が例え入社歴が長くても、
その固定観念には逆らえません。
ここに、
医療業界の
構造的な問題
があります。
では、どのようにすれば
できるようになるのか。
それは、
経営者が
自分のクリニックの
指揮命令系統を明示する
ことです。
チームビルディング
でいうところの
組織力を上げることです。
チームビルディングは
人材力×組織力×関係力
の3つのループを回すことにより
達成されます。
この3つの力のうち、
今回の件に関わるのは
組織力です。
組織としての
考え方や価値観をはっきりさせたり、
組織としての
ルールを明確化することが
組織力ということです。
組織としてのルール
(指揮命令系統)を
はっきりさせることにより、
医療業界の固定観念に
とらわれずに
仕事ができるようになれば、
状況が変わっていきます。
もう少し具体的に言えば、
例えば
リーダー(歯科助手)が
言いにくいことももっと
パート(歯科衛生士)に
伝えてほしい。
という件で言えば、
リーダーもパートも
潜在的に
衛生士の方が助手よりも上である
と思っているから、
リーダーという肩書があっても
助手は衛生士であるパートに
ものが言いにくい
となります。
このときに、
院長が
クリニックとして、
資格の序列よりも
院内の序列を優先するので、
衛生士であったとしても、
リーダーの言うことを聞いてほしい
ということを
全員に宣言します。
すると、
うちのクリニックは
業界の序列とは違うんだ
ということが
助手も衛生士も分かります。
こうして指揮命令系統を
はっきりさせられると、
その組織で働いている以上、
その指揮命令系統を守る必要があります。
こうしてやっと、
助手側も遠慮なく
ものが言えるようになり、
衛生士側も助手の話を聞こう
と思えるようになります。
こうした指揮命令系統
1つをとっても、
当たり前だろうと
決めつけずに、
きちんと伝えることが大切です。
ということで、
自社の組織力
(価値観、ルール)が
きちんと伝わっているか、
一度見直してみては
いかがでしょうか。
それではまた明日~
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