お金と人事のコンサルティング岩田事務所
〜会社の成長と社員の幸せの両立〜

【保存版】部下とのコミュニケーション大全②~スキル編~

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毎日ブログ生活2517日目

 

 

 

昨日は北名古屋市の

商工祭というお祭りに

顔を出して来ました。

 

 

 

北名古屋市商工会青年部が

こどモールというイベント

を運営していました。

 

 

 

子どもを集めてワークショップを行い、

どんな商品を扱うのかを企画させて、

実際に売るというイベントです。

 

 

 

数か月前から各お店で

何回も子どもたちで会議を開き、

商売を疑似体験させています。

 

 

 

ものすごい大盛況で、

会場に入るのにも、

 

子どモールに入るのにも、

それぞれ15分ぐらい並びました。

 

 

 

例年に比べると

出店者数を絞っているようですが、

 

北名古屋市としても

3年ぶりの商工祭ということで、

 

身動きがとりにくいほどの

大盛況でした。

 

 

 


 

 

 

閑話休題

 

 

 

さて、昨日からお伝えしている

部下とのコミュニケーションです。

 

 

 

【保存版】部下とのコミュニケーション大全①~心構え編~ | お金と人事のコンサルティング岩田事務所〜会社の成長と社員の幸せの両立〜
毎日ブログ生活2516日目 昨日はちょっと 大きな決断をしました。 今後半年から数年を 見据えると、 これをした方がいい ということに 投資することを決めました。 金銭的にも時間的にも 家族に迷惑がかかるので 躊躇していましたが、 決断してよかったと思っています。 その分回収できるように しっかり取り組みたいと思います。 閑話休題 先日、ある経営者さんと話していると、 部下とのコミュニケーションが

 

 

 

まずは昨日もお伝えしました

4つのコミュニケーションスキルの

おさらいからです。

 

 

 

 

1.傾聴力

2.承認力

3.質問力

4.フィードバック力

 

 

 

大きく分けると

この4つの力を習得すれば、

職場に必要な

コミュニケーションスキルが

向上します。

 

 

 

 

1.傾聴力

 

 

「きく」には、

 

「聞く」

「訊く」

「聴く」

 

の3段階があります。

 

 

 

聞くは単純に聞くだけ。

 

聞こえているけど・・・

というレベルです。

 

 

 

私はよく妻から

「私の話を全く聞いていない!」

と怒られますが、

 

それは単に「聞いている」だけなので、

相手のことを「聴いて」いないわけです。

 

 

 

訊くは自分の聞きたいことだけ

聞いているというレベルです。

 

 

 

自分にとって必要なことだけ

興味関心があることだけを

訊くという感じです。

 

 

 

 

そして、

 

聴く(傾聴)は

相手に興味を持って

相手のモノサシ、判断基準、価値観を聴く

 

というレベルです。

 

 

 

このレベルの「聴く」をしようとすると、

相手が話し終わった後に、

相手のことを他己紹介できるぐらいに

集中して聞く必要があります。

 

 

 

ポイントは、

相手に興味関心を持って聴く

ということです。

 

 

 

昨日の話の

「自分の価値観を一旦脇に置いておく」

というのは、

傾聴のために必要な心構え

と言えます。

 

 

 

あともう1つ。

 

 

 

 

相手の話を奪って

自分がしゃべらない

 

ということです。

 

 

 

居酒屋の会話だと

誰かがしゃべっているのに

その話をさえぎって

自分の話題を話し始める人がいます。

 

 

 

これは、会話を取られた人、

しゃべろうと思っていたことを

最後まで話せなかった人は

かなりストレスを感じます。

 

 

 

時間はかかりますが、

最後までちゃんと話を聴き切る

ということが大切です。

 

 

 

傾聴の効果としては、

信頼感が高まる

というものがあります。

 

 

 

 

傾聴されると、

傾聴してもらった人は、

傾聴した人に対して

距離が縮まったと感じます。

 

 

 

この

 

距離が縮まった感覚が

「信頼感」

 

というものです。

 

 

 

相手から信頼感を得ようとすると、

傾聴することが

その一番近道となります。

 

 

 

2.承認力

 

 

 

 

承認とは、

相手の変化にいち早く気づいて

それを相手に伝える行為

 

のことです。

 

 

 

例えば、

 

・テストで100点を取ったのでほめる

 

・きちんとテスト勉強しているのでほめる

 

・挨拶する

 

これらはすべて承認の一部

と言えます。

 

 

 

 

ただし、これらは承認の仕方が異なります。

 

 

 

承認には3種類あります。

 

 

・結果承認

・行動承認

・存在承認

 

 

 

順に見ていきましょう。

 

 

 

・テストで100点取ったのでほめる

 

というのは、逆に100点とらなかったら

ほめられない(=承認されない)

ということになります。

 

 

 

こうした承認を「結果承認」と言います。

 

 

 

結果承認はもちろんないより

あった方がいいのですが、

 

結果が出ないと

承認されないことになってしまいます。

 

 

 

・きちんとテスト勉強しているのでほめる

 

というのはテストの結果はどうであれ、

勉強しているという行為そのものを認めています。

 

 

 

こうした承認を「行動承認」と言います。

 

 

 

プロセスの変化に

気づいて伝えることを

行動承認と言います。

 

 

 

仮に結果が出なかったとしても、

承認されるわけです。

 

 

 

そして、

挨拶は「存在承認」です。

 

 

 

その人の存在がそこにある

ということそのものを承認しています。

 

 

 

仮に、あなたのご両親が

寝たきりになって、

今にも息を引き取りそう

という状態であっても、

 

そこでご両親が生きて

いてくれるだけで嬉しい、

 

ありがとうという気持ちになる。

 

これが存在承認の最たるものです。

 

 

 

 

承認されると

目標を達成しようという

気持ちが高まります。

 

 

 

この

 

目標を達成しようという気持ちこそが

モチベーション

 

というものです。

 

 

 

モチベーションとは

目標を達成しようという意欲

のことです。

 

 

 

単純に目の前のことにやる気が出る

というのとはちょっと違います。

 

 

 

 

承認は部下の

目標達成意欲を高めるために

必要なもの

 

と言えます。

 

 

 

ですから、

結果承認しかない会社だと、

結果が出ないと承認されないので、

 

部下のモチベーションが

なかなか上がらない

 

ということになります。

 

 

 

確かにビジネスでは

結果が求められますが、

 

結果が出なくても、

行動承認・存在承認で

明日もまた頑張ろう!

というモチベーションを

上げ続けることが大切なのです。

 

 

 

3.質問力

 

 

相手に質問を

投げかけることによって

相手の思考を促し、

 

思考を整理してあげたり、

自分で考える力をつけさたりします。

 

 

 

ただ、やみくもに

質問すればよいわけではなく、

 

基本的にはビジョナリーコーチング、

またはGROWモデルの型に従って

質問していきます。

 

 

 

 

 

 

ビジョナリーコーチングの型は

思考整理をする際の型です。

 

 

 

 

1.タイトルを決める

2.現状を明確にする

3.理想を描く

4.現状と理想のギャップを埋める条件

(①環境②行動③能力)を探す

 

 

というものです。

 

 

 

 

GROWモデルは

 

 

1.目標(ゴール)を聴く

2.現状(リアル)を聴く

3.選択肢(オプション)を出す

4.意思(ウィル)を確認する

 

 

というものです。

 

 

 

 

どちらも、

理想(目標)と現状を聴き、

行動を決めさせる

という点では同じです。

 

 

 

この型を意識して

質問を出せるかどうかが

非常に重要です。

 

 

 

質問は、ある程度の型があるので、

そのまま覚えてしまう方が早いです。

 

 

私がコーチングを勉強したての頃は、

自分なりに質問集を作ることによって

質問のバリエーションを

増やすようにしていました。

 

 

 

 

特に使えそうな質問をいくつか

以下に挙げておきます。

 

 

 

・この1か月間どんな感じでしたか?

・最近調子はどうですか?

 

もう少し詳しく聞かせていただけますか?

・と言いますと?

・他にはありますか?

 

・どんな状態になっていればいいですか?

 

・本当に問題だと思っていることはなんですか?

 

ここまで振り返っていかがですか?

 

他に言い足りないことはありますか?

・話したいことは話せていますか?

 

 

 

私のコンサルを

受けたことがある人は

分かると思いますが、

 

私は上記のような

質問しかしていません。

 

 

 

今の私の場合、もっと意図的に

これらの質問を使っていますが、

 

コーチングを習った初めの頃は

「この質問を使ったらなんとなくうまくいった」

というところから始まりました。

 

 

 

使い続けていくと、

それがなぜうまくいくのか、

後付けで分かるようになっていった

という感じです。

 

 

 

 

例えば、私は

・ここまで話してみて
何か思った事感じた事は
どんなことですか?

という質問を多用します。

 

 

 

この質問を

誰かが使っているのを見て、

真似し始めました。

 

 

 

相手との対話中で、

その先の展開や質問に迷った時に

この質問を使うと

何となくうまくいく

ということが分かってきました。

 

 

 

さらに使い続けていると、

この質問は、

相手に今回の対話を

俯瞰して見てもらうことができる

質問なんだと気づきました。

 

 

 

 

理論は後付けでついてきます。

 

 

 

まずは上記の質問を使ってみて、

誰かとの会話でそれいいなという

質問を自分なりに収集してみる

ところから始めていきましょう。

 

 

 

 

4.フィードバック力

 

 

コミュニケーションにおける

フィードバックとは、

 

目標と現状のズレを伝える行為

 

のことです。

 

 

 

 

もともとのフィードバックという

言葉の語源は、

 

大砲を打つ時に、

着弾地点が目標に対して

どのぐらいズレているのかどうかを

射手に伝えること

 

だったそうです。

 

 

 

 

 

 

 

大昔、大砲を撃ったときに

その照準を合わせるために、

 

ます1発撃って、

その着弾地点と目標が

どのぐらい離れているかを

見ていました。

 

 

その差を修正する

ことによってしか

 

照準を合わせることが

できなかったようです。

 

 

 

 

当時、射手が着弾地点を

見ることができなかったようで、

 

射手と別の人が

着弾点を確認しており、

 

その差を射手に伝えて、

射手が修正していたようです。

 

 

 

 

これが転じて

電気機械回路のフィードバック

という言葉になったり、

 

コミュニケーション上のフィードバック

という言葉になったりしています。

 

 

 

 

ですから、コミュニケーションに

おけるフィードバックの大前提は、

 

・目標を共有している

 

ということになります。

 

 

 

目標と現状のズレを伝えるのが

フィードバックなのですから、

 

目標(なりたい姿)を

共有していないのに

フィードバックは成立しません。

 

 

 

あらかじめ目標を

合意しておくことが

フィードバックの前提となります。

 

 

 

では、具体的にはどのように

フィードバックすればよいのでしょうか。

 

 

 

フィードバックの仕方には

大きく分けると2種類あります。

 

 

 

客観的事実を伝える方法と

主観的事実を伝える方法です。

 

 

 

 

客観的事実というのは、

誰にも変えようのない

事実です。

 

 

 

あなたの体重は85kgです。

あなたのファスナーが開いています

というのは客観的事実です。

 

 

 

この場合、

 

○○は○○である

という構文で伝えることになります。

 

 

 

 

もう1つ、

私が○○と感じたという事実があります。

 

 

 

これを主観的事実と言います。

 

 

 

他の人がどう思うのかは分からないが、

私はこう思ったという事実です。

 

 

 

主観的事実を伝える場合は、

 

私は○○だと思いました、感じました

のような構文を使います。

 

 

 

あなたは太っていると私は感じました。

あなたは目標に到達していないように私には見えます。

というのが主観的事実の伝え方です。

 

 

 

フィードバックされることによって

初めて目標と現状の差を知ることが

できるようになります。

 

 

 

すると、その差を

修正しようとすることができます。

 

 

 

 

ファスナーの例でいうと、

 

そもそもファスナーは

閉まっていてほしいもの

です。

 

 

 

ですから、

理想の状態は共有されています。

 

 

 

そこで、

ファスナーが開いていますよ

と言われることによって、

 

初めて理想と現状の差を

知ることができます。

 

 

 

すると、

慌ててファスナーを閉める

という理想の状態に修正しようとする

わけです。

 

 

 

 

このようにして、

理想(目標)と現状の差を伝えてあげる

ことがフィードバックです。

 

 

 

フィードバックされないと

差に気づけず、修正できない

ということが起きます。

 

 

 

目標に向けて修正させるために

フィードバックが必要ということです。

 

 

 

まとめ

 

 

 

職場のコミュニケーションの

最終ゴールは

 

職場の誰もがお互いに

上記のようなスキルを使った

コミュニケーションを行い、

 

ダイアログ

が出来ている状態です。

 

 

 

 

 

 

 

ダイアログというのは

お互いの価値観を交換し合うような

コミュニケーションです。

 

 

 

お互いの価値観を

分かっているからこそ、

 

その共通点を見出して

方向性を合わせ、

 

お互いの思考に合わせた

仕事の分担が出来るように

なっていきます。

 

 

 

 

コミュニケーションは

時間がかかります。

 

 

 

時間がかかるということは

コストがかかっている

ということです。

 

 

 

しかし、

チームビルディングを

していくには、

 

その一見すると無駄に見える

コミュニケーションに投資して、

 

それ以上に、

お互いの強みを発揮し合う

組織を作るということになります。

 

 

 

 

コミュニケーションに投資しよう

という意識がなければ、

 

社内の無駄なコミュニケーションを

全部排除してしまった方が

 

逆にコストは下げられる

ということになります。

 

 

 

限られた人材の強みを最大限に

発揮させようとしたら、

コミュニケーションに対する

投資が必要なのだと私は思います。

 

 

 

以上が部下との

コミュニケーションスキル

の話です。

 

 

 

かなりボリュームがありますが、

必要十分な内容を書いた

と思っています。

 

 

 

あなたの会社のコミュニケーションに

革命が起きるといいなと思います。

 

 

 

もし会社のコミュニケーションに

投資してみようという方は、

 

私までお問い合わせいただければ

と思います。

 

 

 

 

 

 

 

それではまた明日~

 

 

 


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名前 岩田 健一
住まい 愛知県

Profile

会社の成長と社員の幸せの両方を大切にしたい社長に、 元信用金庫職員、元調剤薬局経理職のキャッシュフローコーチとして お金と人事のコンサルティングで 一流の誠実さを目指しながら
笑顔あふれるつながり作り、会社づくりに貢献する リレーションシップパートナーの岩田健一です。

お金と人事のコンサルティング 岩田事務所 所長

心理学科卒業、 元信用金庫職員、 前調剤薬局経理職の 社会保険労務士資格をもつ 「お金」と「人事」の 経営コンサルタント。

想いの言語化と 経営数字の見える化の コンサルティングを行なう。

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