MRJの失敗は日本型雇用慣行が一因のようです

毎日ブログ生活2325日目

 

 

 

昨夜は

愛知県商工会青年部連合会

中尾張支部の正副部長会議に

参加してきました。

 

 

 

先週参加した理事会の

情報を共有するためです。

 

 

 

諸事情あって

臨時で私が支部長に

就任するのですが、

 

経緯が経緯だったので

少し会議が紛糾しました(笑)

 

 

 

ただ、こうした場で

本音で話すことは

大切なことだと

私は思っているので、

むしろ意見は歓迎です。

 

 

 

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閑話休題

 

 

 

先週の中日新聞朝刊に

「MJの本質~未完の国産旅客機~」

と題した記事が連載されていました。

 

 

 

MRJの開発に携わった人々の

視点から、当時の現場で

何が起こっていたのかを探る記事です。

 

 

 

ちょうど今朝の新聞で

第一部が完結しました。

 

 

 

当初、純国産にこだわって

始まった開発も、

 

型式証明の取得が困難を極め、

途中から

大量の外国人技術者に

頼ることになりました。

 

 

 

 

その記事には、

外国人技術者と日本の社員の

仕事の進め方の違いによって

うまくいかなかった話が載っていました。

 

 

 

 

少し引用してみたいと思います。

 

 

 

ただ、岸(チーフエンジニア)の

思惑に反し、

現場は摩擦が生じていた。

 

 

彼ら(外国人技術者)の多くは

就業時間になると、

さっと仕事を切り上げ、

気分転換に夜の街へ繰り出した。

 

 

特定の職務を遂行する

「ジョブ型雇用」の彼らは、

 

終身雇用で会社のために

働くことが第一の日本人と、

 

仕事との向き合い方が

根本的に違った。

 

 

 

米国の拠点で、

あるトラブルが起きた。

 

 

担当だった外国人技術者は、

上司が「残業して」と

言わないので帰った。

 

 

空気を読んだ担当外の

日本人らが夜を徹して対応した。

 

 

翌朝、外国人技術者が

『なんで日本人だけで

勝手にやったんだ』

と責めた。

 

 

日本人側は会社のために

一生懸命にやったのに…

と心が折れてしまうー。

 

 

こんなことが

あちこちで起きていた。

 

 

 

世界の航空機メーカーでは、

フリーランスの技術者を

使いこなす枠組みが

出来上がっている。

 

 

 

岸は「世界の常識を知らず、

日本的なままだった。」

と振り返る。

 

出典：2022年4月22日金曜日中日新聞朝刊経済欄

 

 

 

 

これは、日本型雇用

（メンバーシップ雇用）と

ジョブ型雇用の違いを

如実に表しているエピソードだと

私は感じました。

 

 

 

日本では

社員は家族という考え方が

今でも主流だと私は思います。

 

 

 

その考え方自体が

良くないわけではないのですが、

仕事＝人生になりがちです。

 

 

 

日本型雇用

（メンバーシップ雇用）

に慣れていると、

 

ジョブ型雇用が

理解できない

となってしまいます。

 

 

 

 

自分たちと

価値観・考え方が違う

働き方もある、

 

求めていることが

自分と違う人がいる、

 

ということを

理解していないと

 

多様な人材の中で

仕事をすることが

簡単ではなくなります。

 

 

 

 

価値観の違い、

考え方の違い、

欲求の違い、

固定観念の違い、

育ってきた文化背景の違い

を理解することが、

 

個性（人材力）を生かして

チームで成果を上げるために

不可欠となります。

 

 

 

 

世界の主流は

ジョブ型雇用であり、

日本の

メンバーシップ雇用は

徐々にジョブ型に

変わっていく

と私は思っています。

 

 

 

 

会社のために

社員がいるのではなく、

 

社員が自己実現するために

たまたまその会社に所属する

 

という時代に

なりつつあります。

 

 

 

 

特に今の優秀な若者は

その傾向が顕著だと

私は感じています。

 

 

 

優秀な人材を確保し

会社の生産性をあげて

成果を上げられるように

 

今までの雇用にとらわれない

柔軟な発想で雇用形態を

考えていきましょう。

 

 

 

 

 

それではまた明日～

 

 

 

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