毎日ブログ生活2259日目
今日はこの後、
社労士会で講師の仕事をしてきます。
どちらかというと
入会したてで、
今後開業する方を対象とした
研修の一部で話してくれ
というオファーを受けていました。
持ち時間20分なのですが、
短い方が逆に難しいんですね^^;
楽しんで来たいと思います。
閑話休題
昨日のブログで、
増加運転資金の話をしました。
増加運転資金の問題を解決するには、
短期的には銀行からお金を借りればよい
のですが、
一体いくら借りる必要があるのか
という問題があります。
本来であれば、
資金繰り表という
今後の資金の動きを
決算書や試算表から
作るのがよいのですが、
今日はそれとは別に、
ザックリといくら必要なのかを
計算する方法を
ご紹介したいと思います。
必要運転資金額を計算するのに必要な金額は、
1.年間売上額
2.売掛金額(+受取手形額)
3.在庫金額
4.買掛金額(+支払手形額)
の4つの数字です。
売上額は損益計算書、
売掛金、在庫、買掛金は貸借対照表
にそれぞれ記載があります。
まず、単純に
必要運転資金額を計算する方法は、
の算式で計算できます。
この算式で計算された金額分が
常にお金が足りない状態となります。
ですから、
自社で現金を持っていない場合、
最低この金額を運転資金として借り続けて
借入残高をキープする必要があります。
この算式が
何を意味しているのか
を見ようとすると、
ちょっと分解して
考える必要があります。
簡単な例題を
一緒に見ながら
考えてみましょう。
例題
1.年間売上金額→1億2000万円
2.売掛金→2000万円
3.在庫→500万円
4.買掛金→1000万円
まず、先に運転資金金額を
計算しておきましょう。
売掛金2000万円+在庫500万円-買掛金1000万円
=1500万円
この数式の意味を考えるために、
平均日商を求めておきます。
年間売上額を365日で割ると、
平均日商を計算することができます。
1億2000万円÷365日≒約33万円
この平均日商で
売掛金、在庫、買掛金を
それぞれ割ってみます。
売掛金2000万円÷約33万円≒60日
在庫500万円÷約33万円≒15日
買掛金1000万円÷約33万円≒30日
この数字が何を示しているかというと、
売掛金が現金になるまでに平均60日かかる。
在庫が現金になるまでに平均15日かかる。
平均30日で買掛金を支払っている。
ということを示しています。
ですから、
商品を売り上げてから
現金になるまでに
60日+15日=75日かかる
ということになります。
他方、
商品を売り上げてから
仕入の支払いをするまで
30日しかない
ということになります。
お金が入ってくるのに75日かかって、
支払するまでには30日しかない
わけですから、
当然お金が足りなくなります。
この足りないお金が運転資金です。
75日-30日=45日分
お金が足りなくなる計算です。
ですから、
45日×約33万円≒1500万円
が運転資金となるわけです。
まずはあなたの会社の
売掛金+在庫-買掛金
を求めて、
常にいくらお金が足りない
(≒運転資金)状態なのかを
チェックしてみてください。
それではまた明日~
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