お金と人事のコンサルティング岩田事務所
〜会社の成長と社員の幸せの両立〜

雇用保険料率をどうするのか迷走していますね

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毎日ブログ生活2198日目

 

 

 

昨日は午前中に

おうちバーベキューをやり、

 

午後はある方から誘われて

家族でパフェづくりに

参加してきました。

 

 

 

相変わらず次男は野球で

いなかったのですが、

たまにはこういう休日も

アリかなと思いました。

 

 

 

 

 

 


 

 

 

閑話休題

 

 

 

来年度の雇用保険料率を

どうするかが迷走しています。

 

 

 

失業給付の雇用保険料率引き上げ先送りか(共同通信)
 政府、自民党は19日、当初検討していた来年4月からの雇用保険料引き上げに関し、失業等給付分の料率アップを来年秋以降に先送りする方向で調整に入った。企業と労働者双方の負担増になることに自民党内から慎

 

 

 

この問題はコロナ禍を受けて

失業の増加、雇用調整助成金の増加

にともない、

財源が不足してしまっている

ことを受けてのものです。

 

 

 

 

ただ、ことの発端は

今から10年くらい前に

さかのぼります。

 

 

 

アベノミクスが始まって

景気が良くなり、

人手不足が加速し、

失業者が少なくなりました。

 

 

 

この時、雇用保険による

積立金がかなり多額になっていました。

 

 

 

本来、この積立金は

いざというときのために

使われるものです。

 

 

 

しかし、

積立金が増え続けている姿を見て

積立金がそんなにあるなら

保険料を下げろという圧力が

国民(使用者・労働者)かかりました。

 

 

 

引き下げ圧力に耐えられなくなった

政治家は自分の選挙対策のために

保険料率の引き下げ圧力を高めます。

 

 

 

やむにやまれず行政は

保険料率を引き下げました。

 

 

 

当然、積立金は増えません。

 

 

 

ですから、短期的に見ると

保険料率が下がって

支払が減ってよかったね

となりますが、

 

実体としては

いざというときの

危機対応能力が

下がっていました。

 

 

 

 

そして、歴史は繰り返す。

 

 

 

コロナ禍で

リーマンショック級の

危機が訪れて

雇用保険の積立金が

急激に減りました。

 

 

 

財源不足のために

保険料率を引き上げざるをえません。

 

 

 

↑適当な紙にループ図を書いてみました。

 

 

 

 

しかし、

コロナ禍で保険料を上げるのかと

選挙対策で短期的な施策を

政治家が打ち出します。

 

 

 

 

しかたないので

参議院選挙が終わる夏までは

今の保険料を維持し、

 

4月~9月に

本来であれば引き上げて

財源にしたかった分まで

 

10月以降に

保険料率をあげる

 

という愚策を

行政は行うつもりのようです。

 

 

 

ちなみにこんなことをすれば、

年1回の労働保険料の計算方法が

複雑になって、

また批判を浴びることになります。

 

 

 

労働保険料の計算方法は

年額で計算することになっているので、

年の途中で料率が変わることは

想定されていません。

 

 

 

きっと適正な計算による

納付はされないことでしょう。

 

(社労士はきちんとやらないと

いけないので大変です。)

 

 

 

 

結局、不満があるたびに

対処療法的な施策を

繰り返しているので

こういうことが起こります。

 

 

 

こういう対処の仕方を

ギャップアプローチ

と言います。

 

 

 

 

 

 

ギャップアプローチでは

どんな施策もうまくいきません。

 

 

 

本来であれば

理想の姿から逆算した

ポジティブアプローチで

やるほうが全体として

うまくいくのですが・・・

 

 

 

政治や選挙が絡むと

これを行うのも

なかなか簡単ではないのでしょう。

 

 

 

それではまた明日~

 

 

 


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名前 岩田 健一
住まい 愛知県

Profile

会社の成長と社員の幸せの両方を大切にしたい社長に、 元信用金庫職員、元調剤薬局経理職のキャッシュフローコーチとして お金と人事のコンサルティングで 一流の誠実さを目指しながら
笑顔あふれるつながり作り、会社づくりに貢献する リレーションシップパートナーの岩田健一です。

お金と人事のコンサルティング 岩田事務所 所長

心理学科卒業、 元信用金庫職員、 前調剤薬局経理職の 社会保険労務士資格をもつ 「お金」と「人事」の 経営コンサルタント。

想いの言語化と 経営数字の見える化の コンサルティングを行なう。

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