毎日ブログ生活2198日目
昨日は午前中に
おうちバーベキューをやり、
午後はある方から誘われて
家族でパフェづくりに
参加してきました。
相変わらず次男は野球で
いなかったのですが、
たまにはこういう休日も
アリかなと思いました。
閑話休題
来年度の雇用保険料率を
どうするかが迷走しています。
この問題はコロナ禍を受けて
失業の増加、雇用調整助成金の増加
にともない、
財源が不足してしまっている
ことを受けてのものです。
ただ、ことの発端は
今から10年くらい前に
さかのぼります。
アベノミクスが始まって
景気が良くなり、
人手不足が加速し、
失業者が少なくなりました。
この時、雇用保険による
積立金がかなり多額になっていました。
本来、この積立金は
いざというときのために
使われるものです。
しかし、
積立金が増え続けている姿を見て
積立金がそんなにあるなら
保険料を下げろという圧力が
国民(使用者・労働者)かかりました。
引き下げ圧力に耐えられなくなった
政治家は自分の選挙対策のために
保険料率の引き下げ圧力を高めます。
やむにやまれず行政は
保険料率を引き下げました。
当然、積立金は増えません。
ですから、短期的に見ると
保険料率が下がって
支払が減ってよかったね
となりますが、
実体としては
いざというときの
危機対応能力が
下がっていました。
そして、歴史は繰り返す。
コロナ禍で
リーマンショック級の
危機が訪れて
雇用保険の積立金が
急激に減りました。
財源不足のために
保険料率を引き上げざるをえません。
↑適当な紙にループ図を書いてみました。
しかし、
コロナ禍で保険料を上げるのかと
選挙対策で短期的な施策を
政治家が打ち出します。
しかたないので
参議院選挙が終わる夏までは
今の保険料を維持し、
4月~9月に
本来であれば引き上げて
財源にしたかった分まで
10月以降に
保険料率をあげる
という愚策を
行政は行うつもりのようです。
ちなみにこんなことをすれば、
年1回の労働保険料の計算方法が
複雑になって、
また批判を浴びることになります。
労働保険料の計算方法は
年額で計算することになっているので、
年の途中で料率が変わることは
想定されていません。
きっと適正な計算による
納付はされないことでしょう。
(社労士はきちんとやらないと
いけないので大変です。)
結局、不満があるたびに
対処療法的な施策を
繰り返しているので
こういうことが起こります。
こういう対処の仕方を
ギャップアプローチ
と言います。
ギャップアプローチでは
どんな施策もうまくいきません。
本来であれば
理想の姿から逆算した
ポジティブアプローチで
やるほうが全体として
うまくいくのですが・・・
政治や選挙が絡むと
これを行うのも
なかなか簡単ではないのでしょう。
それではまた明日~
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