お金と人事のコンサルティング岩田事務所
〜会社の成長と社員の幸せの両立〜

過労死問題から考える経営に役立つ心の仕組み

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毎日ブログ生活2167日目

 

 

 

私のキャッシュフローコーチの

師匠である

日本キャッシュフローコーチ協会

代表理事和仁達也(わにたつや)氏の

新刊が発売されました。

 

 

 

 

 

 

この本に書いてある

「思考整理」そのものが

私の得意分野となります。

 

 

 

クライアントの思考を整理し、

経営判断を促し

次の行動を自ら選択してもらい

実践してもらっています。

 

 

 

月に1~2回定期的に

思考整理の場を持ち、

PDCAを高速回転してもらうことで

経営のスピードを3倍にしています。

 

 

 

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もしよかったら読んでみてください^^

 

 

 


 

 

 

閑話休題

 

 

 

ここ3日間、

中日新聞朝刊で

過労死に関して

記事が載っていました。

 

 

<「過労死ゼロ」へ 遺族たちの闘い>(上)時間以外の要因
夫の労災 認定に5年半 働き過ぎによる過労、ストレスが死亡や自殺の引き金になる「過労死」。厚生労働省は九月、働き手が脳や心臓の病気を発…

 

<「過労死ゼロ」へ 遺族たちの闘い>(中)積み重ねた訴え
一九八八年四月、四十五歳だった平岡チエ子さん(79)=大阪府藤井寺市=は、新聞の小さな告知記事にくぎ付けになった。過労死シンポジウム。…

 

<「過労死ゼロ」へ 遺族たちの闘い>(下)労災認定率3割
二〇一四年六月二十日、参院本会議。過労自殺で夫の彰さんを亡くした寺西笑子(えみこ)さん(72)=京都市=は、傍聴席で採決を見守った。 …

 

 

今日はこれらの記事とは

別の観点で過労死問題を

考えてみたいと思います。

 

 

 

念のために先に話をしておくと、

私も過労死の問題は

会社に責任があると思います。

 

 

 

今日の話は

誰がいいとか誰が悪いとか

そういう話ではなく、

これからを生き抜くために

知っておいた方がいい

心のメカニズムの話です。

 

 

 

 

選択理論心理学によると、

 

人は自らの行動を

(無意識に)すべて

自分で選択している

ということらしいです。

 

 

 

そして、その選択は

自分にとっての「善」

を選択しています。

 

 

 

「善」というのは

 

世間一般の良いとか悪いとか

いうところの善ではなく、

 

自分にとってプラス

という意味です。

 

 

 

例え、テロリストが

自爆テロを起こすことでも、

それはその人にとっては

善であると判断しているので

自爆テロを行うわけです。

 

 

 

自爆テロを引き起こした人からすれば、

その行動はその人にとって善

だったわけです。

 

 

 

 

翻って過労死の

事案を見てみましょう。

 

 

 

 

選択理論心理学の考え方から

導かれるのは、

 

過労死した人は

過労死するまで

働くことを「善」としていた

ということです。

 

 

 

積極的に意識的に

善だと思っていなくても、

 

過労死するまで

働いたということは

 

過労死するまで働くことを

自ら選択していた

 

と言えます。

 

 

 

 

もちろん、

本人は死ぬつもりはなかったでしょうが、

死ぬまで働くことが

その人にとっての「善」だったわけです。

 

 

 

では、このその人にとっての「善」は

どこから生まれるのでしょうか。

 

 

 

それは、メンタルモデル

(価値観・考え方・パラダイム)です。

 

 

 

 

 

 

 

人は必ずメンタルモデルという

色眼鏡を通してしか

物事を見ることができません。

 

 

 

これは、当然私自身も同じです。

 

 

 

無意識に持っている

メンタルモデル

(価値感・考え方・パラダイム)

が構造を生み出し、

その構造がパターンを生み

パターンができごとを生みます。

 

 

 

もう少し違う言葉を使えば、

 

考え方・気持ち・価値観

(メンタルモデル)が

習慣(構造)を生み、

 

習慣が行動パターンが決定し、

 

日々行動して結果が生まれる

 

となります。

 

 

 

過労死する人が

どのように考えているのか、

一概には言えませんが、

大雑把に言えば以下のような

感じではないでしょうか。

 

 

 

・責任を果たさないといけない

・私が頑張らないといけない

・上司に叱られたくない

・仕事を休むことはできない

・今の仕事を手放すのは怖い

・転職したら生活が成り立たないかもしれない

(メンタルモデル)

だから、何が何でも

仕事をしないといけない

(構造・習慣)

どれだけ辛くても

仕事に行き続ける

(行動パターン)

結果過労死する

(できごと)

 

 

 

 

ちなみに、私自身も

新卒で信用金庫に就職して、

その当時は上記のような

メンタルモデルの

一部を持っていました。

 

 

 

私の場合、たまたま

転職のチャンスがやってきて、

 

勇気をもって飛び出す

(違う価値観を受け入れる)

ことができたので

違う人生を生きています。

 

 

 

しかし、私も一歩間違えれば

信用金庫で一生地獄のような

生活を送っていたかもしれません。

 

 

 

脱線しました。

話を元に戻します。

 

 

 

では、どうしたら

過労死の連鎖を

防ぐことができるのでしょうか。

 

 

 

 

国レベルでやれることは、

転職市場を整えること

ではないでしょうか。

 

 

 

 

仮に今の会社を辞めても

同じような条件で

次の仕事を探しやすい

環境があれば、

 

今の会社をいつでも辞められる

というメンタルモデルを

持つことができます。

 

 

 

 

そもそも日本は

新規一括採用

終身雇用

年功序列

のイメージが強く、

 

この今までの日本の常識が

労働者のメンタルモデルに

多大な影響を与えています。

 

 

 

 

国レベルで

構造(転職市場)を変えれば、

個人のメンタルモデルに

影響を与えることができます。

 

 

 

ただし、これをやろうとすると

一部の(特にブラックの)

大企業にとっては

不都合なことが起こるので、

 

実際にはなかなか

簡単ではないかなと思います。

 

 

 

 

個人でできることは、

自分のスキルを高めて

会社に依存せずに

稼げる力を持つこと

だと私は思います。

 

 

 

 

稼ぐ力をつけて依存せずに

自立することができれば

 

みずからの責任で

自らの行動を

選択できるようになります。

 

 

 

 

これらの話から

経営者が考えるべきことは、

 

自分自身も、

自社に在職し続けてくれる人も、

自社をやめてしまった人も、

その行動を自ら選択している

 

という事実です。

 

 

 

なぜ在職し続けてくれるのか、

なぜやめてしまったのか、

 

その構造を明らかにして

次の手を打つことです。

 

 

 

さらに言えば、

 

優秀な人材が

自社を選択してくれ、

在職し続けるためには

 

どのような環境・構造が必要なのか

を考えること

 

だと私は思います。

 

 

 

 

従業員のメンタルモデルに

良い影響を与えるような

構造の会社にしていきましょう。

 

 

 

 

それではまた明日~

 

 

 


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名前 岩田 健一
住まい 愛知県

Profile

会社の成長と社員の幸せの両方を大切にしたい社長に、 元信用金庫職員、元調剤薬局経理職のキャッシュフローコーチとして お金と人事のコンサルティングで 一流の誠実さを目指しながら
笑顔あふれるつながり作り、会社づくりに貢献する リレーションシップパートナーの岩田健一です。

お金と人事のコンサルティング 岩田事務所 所長

心理学科卒業、 元信用金庫職員、 前調剤薬局経理職の 社会保険労務士資格をもつ 「お金」と「人事」の 経営コンサルタント。

想いの言語化と 経営数字の見える化の コンサルティングを行なう。

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