お金と人事のコンサルティング岩田事務所
〜会社の成長と社員の幸せの両立〜

社員を育てたいという社長こそ社員を育てられない理由

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毎日ブログ生活2059日目

 

 

 

昨日は

クライアントとの面談と

コンサル仲間の

来訪がありました。

 

 

 

事務所にお客さんが

来てくれるのは

嬉しいですね^^

 

 

 


 

 

 

閑話休題

 

 

 

よく経営者が

自立的な社員を育てたい

もっと自分で考えて動いてほしい

経営者視点で物事を考えてほしい

と言っているのを聞きます。

 

 

 

 

確かに自立的な社員が欲しい

というのは良く分かります。

 

 

 

社員が自立的であれば、

社長自身がやることが

減りますからね。

 

 

 

しかし、そういう社長こそ

実は自立的な社員を

育てることはできません。

 

 

 

これはなぜでしょうか?

 

 

 

一例をお伝えしましょう。

 

 

 

A社長は

自立的な社員を育てるために

ある仕事Cを社員Bさんに任せました。

 

 

 

Bさんは今まで

その仕事の経験がありません。

 

 

 

その仕事をどのように

こなせばいいのか

分からないままです。

 

 

 

自分なりの考え方で

仕事をしようとします。

 

 

 

その様子を見ていたA社長は、

本当にBさんが

その仕事を達成できるのか

不安になってきます。

 

 

 

 

しばらく辛抱して

見守り続けますが

 

納期に間に合いそうにないとか、

 

社長が思っている通りの

成果が出そうにないとか、

 

やがて恐怖が襲ってきます。

 

 

 

 

そして、我慢できずに

社員Bさんから

仕事を取り上げて

A社長自らやってしまいます。

 

 

 

 

いかがでしょうか。

 

 

 

職場でよく見かける

風景ではないでしょうか。

 

 

 

しかも、1度や2度ではないはずです。

 

 

 

これが繰り返された結果、

どうなるのかを説明しましょう。

 

 

 

まず、社員Bさんは

自信を失います。

 

 

 

結果がどうであれ、

仕事を最後まで自分で完遂した

という経験をできないために、

 

途中で仕事を取り上げられ続けた結果、

自分はできないというレッテルを

張られたように感じ、

 

やる気も失います。

 

 

 

そして、結局最後に社長がやるなら

初めから社長の言うとおりにやればいい

という依存的な考え方になります。

 

 

 

つまり、考えない社員が生まれます。

 

 

 

 

では、社長の側はどうでしょうか。

 

 

 

Bさんから仕事を取り上げて

自分がやります。

 

 

 

やっぱりBさんは育たなかったか

Bさんはやれる能力がないんだな

結局自分がやるしかないのか

という考え方になります。

 

 

 

 

そして、

自分で仕事を抱えるために

ますます社長が忙しくなり、

社員が育ちません。

 

 

 

まあ、悲劇でしかありません。

 

 

 

では、なぜ

このようなことが

起こるのでしょうか。

 

 

 

 

先ほどの例で言えば、

実は矛盾する願望が

対立しています。

 

 

 

 

社長は

社員Bさんに成長してほしい(願望D)

と思うと同時に、

無意識レベルで

仕事Cで納期までにA社長が納得できる成果を上げたい(願望E)

と思っています。

 

 

 

 

そして、無意識レベルで

仕事Cで納期までにA社長が納得できる成果を上げたい(願望E)

という願望を優先している

ということです。

 

 

 

なぜならば、

社員Bさんに成長してほしい(願望D)

という理由は、

仕事で成果を上げたい(≒願望E)

からです。

 

 

 

 

伝わりますでしょうか?

 

 

 

たしかに、

願望Dを望んでいるのですが

優先順位が願望Eの方が上なのです。

 

 

 

しかも無意識レベルで。

 

 

 

口では社員を育てたいと言いながら、

仕事で成果を上げることを優先しています。

 

 

 

社長からしたら、

仕事で成果を上げることは何より優先です。

 

 

 

利益を上げなければ

雇用の維持も給料の支払いも

できないですから。

 

 

 

そして、

仕事で成果を上げること自体が

当たり前のこと過ぎて、

その願望を持っているということも

意識レベルではあがってきません。

 

 

 

そもそも社員を育成したい理由は

仕事で成果をあげるためです。

 

 

 

意識では

社員を育てたいと思っていますが、

 

無意識では

利益優先

 

となっているわけです。

 

 

 

この願望の対立がある限り、

社員を育てたい

という願望がかなうことはありません。

 

 

 

ですから、

社長が本当は何を望んでいるのか

ということを無意識から

意識レベルにまで持ってきて、

明確に言語化するということが

実はスタート地点

なのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

それではまた明日~

 

 

 


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名前 岩田 健一
住まい 愛知県

Profile

会社の成長と社員の幸せの両方を大切にしたい社長に、 元信用金庫職員、元調剤薬局経理職のキャッシュフローコーチとして お金と人事のコンサルティングで 一流の誠実さを目指しながら
笑顔あふれるつながり作り、会社づくりに貢献する リレーションシップパートナーの岩田健一です。

お金と人事のコンサルティング 岩田事務所 所長

心理学科卒業、 元信用金庫職員、 前調剤薬局経理職の 社会保険労務士資格をもつ 「お金」と「人事」の 経営コンサルタント。

想いの言語化と 経営数字の見える化の コンサルティングを行なう。

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