お金と人事のコンサルティング岩田事務所
〜会社の成長と社員の幸せの両立〜

一見パワハラ。しかし2人は共謀しています。

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毎日ブログ生活1836日目

 

 

 

昨日はコンサル1件でした。

 

 

 

丸2年が経過し、

無事に契約更新となりました。

 

 

 

今年は思うように

成果が出ない年となりましたが、

来年こそは飛躍の年にできるように

私も精進します。

 

 

 


 

 

 

閑話休題

 

 

 

 

ある方と話しているときに

自己肯定感の低い社員

の話になりました。

 

 

 

 

パワハラ気味の社長の下で

働いている社員なのですが、

 

社長からさんざん

お前はだめだ!

 

俺の真似をしないから

成果が出ないんだ!

 

 

と罵倒されているようです。

 

 

 

 

 

しかし、この人はそれでも

この会社を辞められないようです。

 

 

 

 

うーん、私から見ると、

この2人は共謀しています。

 

 

 

 

まず社長側は

社員を罵倒することにより、

自分の都合の良いように使おうと

思っています。

 

 

 

これは、人をモノとしてみています。

 

 

 

人を人と思わず、

自分にとって都合の良い、

単なる道具だと思っています。

 

 

 

正直な話、

私の一番嫌いなタイプの社長です。

 

 

 

 

そして、従業員側も

実はそんな自分を選択しています。

 

 

 

 

選択理論心理学で

一番重要な考え方は

 

人は無意識レベルで

自分の行動を自分で選択している

 

 

という考え方です。

 

 

 

この考え方に沿って考えると、

 

実はこの従業員も今の状態を

何らかの理由で望んでいる

 

ということなのです。

 

 

 

 

例えば、2代目社長が

会社を継がざるを得なかった

と言っても、

本当に継ぎたくなかったら

会社から出るという選択ができるはずです。

 

 

 

 

それにも関わらず、

会社にとどまっているということは

無意識レベルでは自分で選択して

その場にいるわけです。

 

 

 

 

事実、グループ会社から飛び出た3代目を

私は知っていますしね。

 

 

 

 

 

ということで、

このパワハラを受けている従業員は

自己肯定感が低いままのほうがよい

今のパワハラ社長の下で働く方がよい

と無意識レベルで選択しているわけです。

 

 

 

 

この方がどうして

このような立場を選択しているのかは

私には分かりません。

 

 

 

聞くところによると、

前の社長もパワハラ気味だったようですので、

きっとパワハラ気味の人の下で

言いなりになるという生き方を

選択しているのだと思われます。

 

 

 

 

これが彼の生き方戦略なのでしょう。

 

 

 

 

なぜこのような人生を選択するのか、

これは想像ですが、おそらく幼いころに

何らかの形でパワハラ気味の人の下にいた方が

都合がよかったという原体験をしている

のではないかと私は思います。

 

 

 

 

 

なんにせよ、この2人は実は共謀して

このような状態を作り出しています。

 

 

 

 

どちらかがこの状態に終止符を打とうと

決断しない限り、

この共謀状態は続くと思います。

 

 

 

 

 

 

 

もし、この関係に介入したいと思うのであれば、

まずは社長に

これはパワハラである

と率直にフィードバックする必要があります。

 

 

 

世間一般がよしとする考え方と

この社長の考え方が違うことを

フィードバックし、

社長自身に考えてもらう必要があります。

 

 

 

 

また、社員側にも

一定のフィードバックが必要でしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ただ、この2人に他人が介入するのは

どうなんだろうとは思います。

 

 

 

私にこの話をした方が、

この2人を不憫に思うのは

この方の優しさだと思います。

 

 

 

しかし、この共謀している状態のほうが

実は本人たちは幸せなのかもしれません。

 

 

 

何が幸せなのかは本人しか

決めることができません。

 

 

 

 

他人の課題に土足で

踏み入ってはいけないのです。

 

 

 

 

 

 

これを

課題の分離

といいます。

 

 

 

 

その責任はだれがとることになるのか、

と考えると、その課題が誰の課題なのか分かります。

 

 

 

そして、

私の課題には私が対処する必要がありますが、

他人の課題に私が対処してはいけないのです。

 

 

 

 

当事者がこのままでは問題だと

自分たちで気が付き、

どうするかを選択するしか

解決方法はありません。

 

 

 

 

馬を水辺に連れていくことはできても

馬に水を飲ませることはできない

 

 

のです。

 

 

 

 

我々にできることは、

フィードバックにより

馬を水辺に連れていくことだけです。

 

 

 

決して馬に水を飲ませようとしてはいけないのです。

 

 

 

それではまた明日~

 

 

 


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名前 岩田 健一
住まい 愛知県

Profile

会社の成長と社員の幸せの両方を大切にしたい社長に、 元信用金庫職員、元調剤薬局経理職のキャッシュフローコーチとして お金と人事のコンサルティングで 一流の誠実さを目指しながら
笑顔あふれるつながり作り、会社づくりに貢献する リレーションシップパートナーの岩田健一です。

お金と人事のコンサルティング 岩田事務所 所長

心理学科卒業、 元信用金庫職員、 前調剤薬局経理職の 社会保険労務士資格をもつ 「お金」と「人事」の 経営コンサルタント。

想いの言語化と 経営数字の見える化の コンサルティングを行なう。

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